歯科医師  服部 智子先生(服部デンタルクリニック|東京都品川区)インタビュー

    医療法人社団 歯舞会 服部デンタルクリニック
    服部 智子院長

    服部デンタルクリニックは、大森駅から徒歩3分のところにある歯医者さんです。院長先生をはじめ女性スタッフが勤務しているため、デリケートな悩みを抱えた女性の患者さんも相談しやすいでしょう。

    海外に行った方からメールで相談されることもあるとのこと。服部先生が患者さんから頼られる理由が、インタビューを通してわかりました。

    人と人とのつながりを大切に。お口だけでなく患者さん自身を見て、必要な治療を提案します。

    歯の教科書 編集部
    診療で大切にしていることを教えてください
    服部 智子先生
    一つは「自分のした仕事に責任を持つ」ということです。治療して整った状態を長持ちさせたいですし、その場限りの治療を選択することはありません。歯科用CTをはじめさまざまな設備を用いて診断し、正しい治療方針に基づいた処置を行っています。

    また人と人とのつながりも大切にしています。たくさんある歯科医院の中で、最終的に選ぶ基準となるのは「自分のことをわかってくれている」という信頼関係ではないでしょうか。

    そのためにもお金儲けをしようなどとは考えず、その患者さんに必要な治療を提案するよう努めています。

    歯の教科書 編集部
    力を入れて学んできたことはなんですか?
    服部 智子先生
    歯周病治療です。土地柄、患者さんは中高年のビジネスパーソンが多いんですね。そして30代からは歯周病のリスクが高まるため、歯周病なくして治療を進めることはできません。

    もともと専攻していたというより、歯科医師として働き患者さんをみていくうえで歯周病が必要だと感じたことがきっかけです。日々研鑽を積み患者さんに還元できるよう努めております。

    歯周病は土台作りです。綺麗な補綴をするにも歯肉の状態は重要ですし、長期で持たせるためにも歯周病の炎症をコントロールすることは欠かせません。

    歯の教科書 編集部
    印象に残っているエピソードがあればお聞かせください
    服部 智子先生
    海外に行くビジネスパーソンが多いけれど、現地でなにかあったときや一時帰国したときに頼ってくれるんです。ほかにも、転勤になったけれど遠くからわざわざ通ってくれる方がいて、「お口のことは服部先生に聞こう」と思ってくれているような信頼関係を築けているのが嬉しいですね。

    来院した患者さんとは治療以外のお話もします。海外に行く予定があると言うとおすすめのスポットを教えてくれることも。このように「歯科医師と患者さん」を超え、「人と人」として関係性が続いているのも嬉しく思います。

    歯の教科書 編集部
    初診の患者さんに配慮していることはありますか?
    服部 智子先生
    初診の時はとくに、自分の言いたいことをうまく伝えられない患者さんも多くいらっしゃいます。そのため、まずその方自身を理解しようとお話をしていますね。お口や歯に関することだけでなく、その方自身を見るように心がけています。

    「仕事のストレスによる歯ぎしり」「リモートワークで生活習慣が変わった」「喫煙の習慣がある」などその人の生活背景を把握することでトラブルの原因がわかりやすいのです。スタッフ間でも患者さんの情報を共有し、その方にあった指導を行っています。

    服部 智子先生の経歴

    1993年日本大学歯学部 卒業
    1993年日本大学歯科病院 保存修復学講座 入局
    1995年日本大学歯学部助手
    1996年いすず記念会大森ベルポートクリニック歯科勤務
    1998年同クリニック歯科 医長
    2000年日本大学歯学部兼任講師
    2001年医療法人社団 歯舞会 服部デンタルクリニック 開設
    現在に至る

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    執筆者:歯の教科書 編集部

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