【2018年版】歯と口の健康週間で予防意識を高めよう!セルフケアの見直しを

歯と口の健康週間で予防意識を高めよう!セルフケアの見直しと定期検診の大切さのアイキャッチ
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毎年6月4日~10日の一週間で開催される「歯と口の健康週間」をご存じですか?自治体ごとに開催されるイベント内容や、この期間中に見直したいケア方法を紹介しています。
歯の健康を維持することで得られるメリットは、たくさんあります。口内トラブルの早期治療と予防を積極的におこない、メリットを実感しましょう。

◆目次
1.歯と口の健康週間とは
2.期間中各地でおこなわれるイベント
3.口内トラブルの予防・早期発見のメリット
4.虫歯予防のためのセルフケアポイント
5.こんな症状があれば歯医者さんへ
6.健康的な歯を保つための食生活
7.まとめ
8.予防歯科をやっている歯医者さんを探す

1.歯と口の健康週間とは

「歯と口の健康週間」とは、「歯の病気の予防や、歯の健康を保つためのケアを習慣化しよう!」という運動週間です。
厚生労働省・文部科学省・日本歯科医師会が1958年から実施しています。
この期間、各自治体や歯科医師会によって、歯科相談会やイベントが催されます。

虫歯に気づいていながら、つい放置している方は多いのではないでしょうか?
気がつかないうちに歯周病になっている方も多く、35歳以上の日本人の約8割、小学生でも4割が歯周病になっているという報告があります。
また、口内トラブルは、肩こりや頭痛といった全身疾患を引き起こすこともあります。

虫歯や歯周病は、早期に治療を開始すれば、治癒することがほとんどです。
初期に治療を開始できれば、経済的な負担が少なく、痛みもそれほど感じません。
しかし、虫歯のなりはじめや歯周病は自覚症状がないため、自分で気づくことが難しいのです。
そのため、歯医者さんで定期的に検診を受け、初期のうちに発見してもらうことが大切です。

一方で、「歯医者さんに通うのは面倒」「どうせ歯はなくなるもの」「痛みを感じたら歯医者さんに行けばいい」といった意識でいる患者さんは、まだまだ多くいます。
こういった意識を変えてもらい、一生涯自分の歯で食事ができるような予防習慣を身につけてもらうための期間が、歯と口の健康週間です。
期間中、全国で開催されるイベントを利用して、口内ケアの見直しや予防意識を高めませんか?

正しい歯磨きを実践する家族のイメージ写真

1-1.期間

平成30年6月4日(月)~10日(日)

歯と口の健康週間の開催期間は、毎年同じです。
6月4日から6月10日までの一週間、開催されます。

1-2.目的

上記で述べたように、歯を健康に保つケアを習慣化してもらったり、患者さん側の意識を変えたりすることも目的の一つです。
ほかには、以下のような目的があります。

歯と口の健康に関する正しい知識を広める

歯磨きの指導をおこなったり、フッ化物うがいの体験コーナーを設けたりするイベントが開催される地域があります。

国民に歯と口の健康に対する意識を高めてもらう

歯科医師に歯科相談ができたり、歯医者さんで受ける専門的なケアについて知ることができたりするイベントもあります。

いくつもの目的がありますが、最大の目的は「国民の健康を保ち増進させること」だと言えます。

1-3.平成30年度の標語

今年の歯と口の健康週間の標語は、「のばそうよ 健康寿命 歯みがきで」です。

2.期間中各地でおこなわれるイベント

6月4~10日の間、各地でイベントが開催されます。
自治体によっては無料で参加でき、クイズやキャラクターショー、歯と口にまつわる川柳・俳句会など、趣向を凝らしたイベントが開催されます。

2-1.地域の歯科医師会主導のイベント

全国各地でシンポジウムがおこなわれるほか、新聞に啓発広告を掲載します。
ほかにも、歯医者さんや学校にポスターが掲示されたり、テレビCMが放送されたりします。
「歯と口の健康週間」を広く知ってもらうことが目的です。

2-2.地方自治体主導のイベント

全国各地の自治体が主導となり、歯と口に関する様々なイベントが開催されます。
歯科相談や歯科検診をおこなう地域も多いため、この機会に利用してみることをおすすめします。

地域によってイベント内容は異なり、事前申し込みが必要な場合もあります。
お住まいの市区町村に問い合わせるか、「お住まいの市区町村+歯と口の健康週間」で検索すると、該当のお知らせを発見できるはずです。

一部のイベント例を紹介すると、80歳で20本以上歯が残っている方の表彰や、小中学生の描いたポスターの展示、口臭測定、石膏で手形作りなどがあります。
親子で楽しめる内容ばかりなので、家族で参加するのも良いですね。

歯と口の健康週間のイベントに参加する夫婦のイメージ写真

3.口内トラブルの予防・早期発見のメリット

予防や口内トラブルの早期発見が大切だと言っても、それをおこなうことによってどんなメリットがあるのでしょうか?
以下に、具体的なメリットを3つ紹介します。

3-1.一生涯自分の歯で食事ができる

口内トラブルを予防することで、いつまでも楽しく好きな物を食べる喜びを保ち続けることができます。

虫歯や歯周病の治療をおこなうと、場合によっては抜歯や歯を削ることが必要になります。
代わりに人工の歯を入れることで、噛む機能自体を維持することはできますが、固いものを控えなければいけないことがあります。
また、虫歯や歯周病の治療を先延ばしにすることで、冷たい食事がしみることも考えられます。
健康な歯で噛む・食事をすることで、より食事を楽しむことができます。

3-2.全身疾患の予防につながる

口内ケアをしっかりとすることで、避けられる疾患があります。

虫歯や歯周病になると、歯並びが乱れかみ合わせにも影響を与えます。
かみ合わせが乱れれば、体にゆがみが生じ、肩こり、腰痛を引き起こす原因となってしまいます。
また、糖尿病や心筋梗塞、狭心症、肺炎といった病気を発症する恐れが高まる場合もあります。

肩や腰に凝りを感じている方は、噛み合わせの改善を視野に入れてみるのも良いかもしれません。

3-3.結果的に費用や身体的負担の軽減に

長い目で見れば、初期のうちに治療を開始した方が、負担が少なく済みます。

初期の虫歯であれば、痛みも少なく費用もそれほどかかりません。
しかし、重度の虫歯まで進行してしまうと、根管治療が必要になったり、人工の歯を作ったりする必要があります。
必要な治療が複雑になるほど通院回数が増え、費用や身体的な負担が増えます。

歯の健康を守り節約できた主婦のイメージ写真

4.虫歯予防のためのセルフケアポイント

歯医者さんでの定期検診が大切だとは言っても、その間に口内ケアをするのは自分自身です。
そのため、セルフケアがきちんとできているかどうかは重要なポイントとなります。

【関連記事】知らないともったいない!正しい歯磨きのやり方

4-1.正しい歯の磨き方

まず、ペンを握るように歯ブラシを持ちましょう。
斜め45度に歯ブラシを当て、歯の歯茎の間を左右小刻みに動かします。
一カ所に対し20~30回、力を入れすぎずに磨くことがポイントです。

4-2.歯磨きのベストタイミング

歯磨きのタイミングは専門科によって意見がわかれますが、食べたら磨く、ということを心がけてください。
特に、寝る前の歯磨きはしっかりとおこないましょう。

4-3.デンタルフロスの併用

歯と歯の間に挟まった食べカスや歯垢(しこう)を取り除くのは、歯ブラシだけでは困難です。
歯ブラシとデンタルフロスを併用することで、食べカスや歯石を除去する効果は格段に上がります。
口臭の予防にも効果的です。

また、デンタルフロスは虫歯の早期発見や詰め物の不具合の発見にも役立ちます。
デンタルフロスが歯の隙間に引っかかり切れてしまうような場合は、早めに歯医者さんを受診しましょう。

5.こんな症状があれば歯医者さんへ

「歯医者さんに行った方がいいと言っても、どんなタイミングで行けばいいかわからない…」という方は多いかもしれません。
具体的には、以下の症状を感じたら歯医者さんを受診するといいでしょう。

5-1.歯磨きをしていて血が出る

歯周病が原因となっている場合が多くあります。
炎症を起こしている箇所に歯ブラシが当たることで、出血を起こしていることが考えられます。

5-2.口臭が気になる

歯周病が悪化すると、歯茎からの出血に膿(うみ)を伴います。
歯周病のほかにも、虫歯や口内の汚れ、唾液の減少、かぶせものが腐っているなど、口内に原因がある場合が多いです。
喉や口内の病気の恐れもあるので、口臭が気になる場合は歯医者さんを受診しましょう。

5-3.歯がグラグラする

歯周病が考えられます。
放置すれば歯を失ってしまうこともあるので、早めの受診が必要です。

5-4.歯茎が腫れている

虫歯や歯周病で、歯茎が炎症を起こしている恐れがあります。
まれに歯茎の腫瘍が原因という場合もあるので、注意が必要です。

5-5.しっかりと噛み合わせられない

虫歯、歯周病、遺伝、歯の老化、噛み癖などが考えられます。
放置すると、顎の痛みや肩こりに繋がることがあります。
歯医者さんで、噛み合わせを改善する治療を受けるといいでしょう。

5-6.歯医者さんでの定期健診のすすめ

自力では落とせない汚れがあるため、定期的に歯医者さんで検査やクリーニングを受ける必要があります。

歯垢は放置すれば歯石になり、自力で落とすことはできません。
歯垢は虫歯や歯周病の原因になるため、歯医者さんでクリーニングしてもらいましょう。
また、初期の虫歯には自覚症状がなく、自分で発見するのは難しいことがほとんどです。
定期検診の際に発見してもらえば、痛みが少ない治療をおこなえます。

【関連記事】歯医者さんで虫歯・歯周病を防ぐ!はじめての予防歯科ガイド

歯科検診を受ける親子のイメージ写真

6.健康的な歯を保つための食生活

健康な歯を作る上で欠かせない栄養素としては、カルシウム、ビタミンA、C、Dがあります。
他にも、タンパク質、リン、フッ素などが含まれる食材が効果的です。
バランスのいい食事を心がけたり、適度に固いものを噛むんだりすることも大切です。

【関連記事】虫歯になりにくい食べ物はコレ!虫歯を予防する食習慣をチェック

6-1.歯にいい食品

・カルシウム、リン

キャベツ、チーズ、小魚、タマゴ

・ビタミンA 

レバー、豚肉、ホウレンソウ、ニンジン

・ビタミンC 

レモン、ミカン、ピーマン、パセリ

・ビタミンD 

さけ、さんま、干しシイタケ、シメジ

・タンパク質

サバ、肉、ヨーグルト

・フッ素

紅茶、緑茶、ウーロン茶、サクランボ

6-2.酸っぱいものを適度に摂取

梅干しやレモン等の酸っぱい食べ物には、唾液の分泌を助ける作用があります。
唾液には、口の中の汚れを洗い流し細菌の繁殖を防ぐ効果や、口の中を中性にし再石灰化を促す役割があります。

唾液はストレスや加齢、薬の副作用などで減少します。
酸っぱい物を適度に摂取して、唾液の分泌を促しましょう。

6-3.ダラダラ食べ続けない

ダラダラと長い時間食事を続ける、頻繁に間食をすることは、口の中が常に酸性の状態になっているということです。
口内が酸化することで、歯が虫歯菌の影響を受けやすくなります。

食事は、時間と回数を決めることが大切です。
付着した汚れを落とすために、食後は歯をしっかりと磨きましょう。

6-4.柔らかいものばかり食べない

固い物を食べるとしっかりと咀嚼(そしゃく)をしなければなりません。
咀嚼をすることは、唾液の分泌を促すことに繋がります。
柔らかい物を好んで食べているようであれば、固い物を意識して食べることを意識しましょう。

7.まとめ

日頃からのケアが大切なことはわかっていても、きっかけが掴めなかった方はたくさんいるのではないでしょうか?
そういった方にとって、歯と口の健康週間は、セルフケアを見直す絶好の機会です。

口は食事をするだけでなく、会話や笑顔といったコミュニケーションに関わる大切な器官です。
自分はもちろん、家族やパートナーの健康のためにも、口内の健康づくりについて考えてみませんか?
まずは、正しい歯磨きの方法を身につけるところから始めるのもいいですね。

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監修医 貝塚 浩二先生のコメント

ちなみに、「歯と口の健康週間」とは、厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が実施している週間で、1958年から実施されています。
1928年から1938年まで日本歯科医師会が、「6(む)4(し)」の語呂合わせにちなんで、6月4日を「虫歯予防デー」としていました。
「虫歯予防デー」は1939年から1941年まで「護歯日」、1942年には「健民ムシ歯予防運動」と名前を変えて実施されていましたが、1943年から1947年までは中止されていました。
しかし、1949年、これを復活させる形で制定されたのが、「口腔衛生週間」です。
1952年には「口腔衛生強調運動」、1956年に再度「口腔衛生週間」と名称を変更し、1958年から2012年まで「歯の衛生週間」、2013年から「歯と口の健康週間」となりました。
が、このときだけでなく、1年通して定期的に予防、健診を行ってください!

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執筆者:歯の教科書 編集部

執筆者:歯の教科書 編集部

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