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歯磨きのやり方のキホン!歯ブラシ選びのコツや役立つ知識も

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「歯磨きのやり方ってどれが正しいの?」と迷っている人もいるのではないでしょうか?「毎日歯磨きをしているのに虫歯になってしまった」という経験がある人は、歯磨きのやり方に問題があるのかもしれません。

この記事では、歯磨きのやり方はもちろん、歯ブラシの選び方や持ち方、保管方法、歯を磨く際の注意点などを紹介しています。毎日の歯磨きに取り入れて、虫歯予防につなげていきましょう。

この記事の目次

1.基本的な歯磨きのやり方・避けた方が良いやり方

1-1 一般的に正しいとされる歯磨きのやり方

■ペンを持つように握る

ペンを持つように歯ブラシを握りましょう。
余計な力が入りにくくなるため、歯茎を傷つけにくくなります。

ただし、小さな子どもや高齢者など握力が弱い人は、しっかり握ることで安定して動かせることもあります。

歯ブラシの持ち方

■虫歯になりやすい3箇所の汚れを意識する

「歯と歯の間」「歯と歯茎の境目」「奥歯の咬み合わせの部分」は、特に虫歯になりやすいと言われています。

食べカスが溜まりやすく、歯ブラシの毛先がしっかり当たりにくい場所でもあるため、意識して磨きましょう。

歯の側面に対して歯ブラシを45度くらいに傾けることで、歯の根元や歯と歯茎の間が磨きやすくなります。

虫歯の出来やすい箇所

■歯ブラシを縦にして磨くと良い場所も

前歯や、歯が出たり引っ込んでいたりしている部分を磨くとき、歯ブラシが横向きでは磨きにくいことがあります。

その場合は縦向きで磨いてみましょう。

同じように歯の裏側を磨くときも、歯ブラシを縦にすることで磨きやすくなる場所があります。

具体的な場所は、歯並びや歯ブラシのヘッドの形、大きさなどによっても変わってくるため、いろいろ試しながら自分に合った切り替えポイントを見つけましょう。

正しい前歯の磨き方

1-2 避けた方が良い歯磨きのやり方

■力を込めすぎてしまう

汚れをしっかり落とそうと力を込めてしまいがちですが、毛先が寝てしまい十分に磨けなかったり、歯茎を傷つけたりするおそれがあるため控えましょう。

ダメな歯の磨き方

■歯磨き粉をつけすぎてしまう

歯磨き粉を多くつけると泡立ちが良くなり、口内はスッキリするため、十分に磨けたと勘違いしてしまう人もいます。
しかし、実際には汚れが十分に落ちきっていないことがあるため注意しましょう。

目安として、15歳以上では歯ブラシの毛先に1~2cm乗せる程度が良いと言われています。

■歯を磨く順番がバラバラ

歯を磨く順番がいつもバラバラ、あるいは特定の歯だけを磨いてしまうという癖がある人は、磨き残しの確率が高くなります。

例えば、以下のように磨く順番を決めておくと、磨き残しを減らせます。

  • ①左下の奥歯の裏側→下の前歯の裏側→右下の奥歯の裏側
    ②右下の奥歯の咬み合わせ→下の前歯の咬み合わせ→左下の奥歯の咬み合わせ
    ③左下の奥歯の表側→下の前歯の表側→右下の奥歯の表側
    ④右上の奥歯の裏側→上の前歯の裏側→左上の奥歯の裏側
    ⑤左上の奥歯の咬み合わせ→上の前歯の咬み合わせ→右上の奥歯の咬み合わせ
    ⑥右上の奥歯の表側→上の前歯の表側→左上の奥歯の表側

2.歯ブラシの選び方と保管方法、買い換えるタイミングは?

2-1 歯ブラシ選びの3つのポイント

歯ブラシ選びのポイントは「毛の硬さ」「グリップの形」「ヘッドの大きさ」の3つです。

目的や、歯並び・歯茎など口の状態に合わせた歯ブラシを選ぶことは、歯の磨き方と同じように重要と言われています。

■毛の硬さ

虫歯予防のための歯ブラシを選ぶ場合、基本的に毛の硬さは「ふつう」がおすすめです。

乳幼児や高齢者、歯周病予防が目的の人、歯茎が弱っていて出血しやすい人などは「やわらかめ」を選ぶと良いでしょう。

磨く力が弱い人は「かため」でも良いですが、歯茎を傷つけないように注意しましょう。

歯磨きをする女性

■グリップの形

握りやすく手になじむグリップがおすすめですが、パッケージされているため見た目で選ぶことになります。

滑り止め加工が施されていたり、手にフィットするようにゆるやかな波型に作られていたりするものが握りやすいでしょう。
奥歯が磨きやすいようにグリップがカーブしているものもあります。

製品の特徴や、自分がどこを念入りに磨きたいかといったことを踏まえて選びましょう。

■ヘッドの大きさ

大きく太いものから小さく細いものまで、ヘッドの形や大きさはさまざまです。
一般的に、自分の上の前歯2本分ほどの大きさを目安にすると良いと言われています。

ヘッドが小さい方が口の中で動かしやすく、細かいところまで届きやすいです。

2-2 歯ブラシの保管方法

歯磨きのあとは、汚れをよく洗い流し、乾燥しやすい場所にヘッドが上を向くように立てて保管するのが基本です。

歯ブラシが濡れた状態でコップに逆さまに入れてしまうと、水が溜まったり乾かなかったりして菌が繁殖することがあります。
同じく、収納にしまうと乾燥しにくくなるため、風通しの良い場所に置くようにしましょう。

また、複数の歯ブラシをひとつのコップに入れた場合、毛先同士が触れ合って虫歯菌などが感染することがあります。
別々のコップに入れる、仕切りを設けるなどして歯ブラシが触れ合わないように保管しましょう。

2-3 歯ブラシを交換するタイミング

歯ブラシを交換するタイミングは、磨く強さ、毛の硬さ、磨く回数などによって個人差がありますが、1日3回歯磨きをした場合、1カ月に1回の交換が推奨されています。

毛先が開き始めた場合、1カ月未満でも交換しましょう。

毛先の開き具合は、目で見て確認する以外に、歯ブラシのヘッドを裏側から見たときに、毛先がはみ出しているかどうかでも確認できます。

歯ブラシを見つめる歯科衛生士

3.歯磨きに役立つプラスアルファの知識

3-1 歯磨き粉は目的別に選ぶ

歯磨き粉には研磨剤や発泡剤をはじめ、さまざまな成分が含まれています。
その中でも、虫歯予防にはフッ素(※1)が配合されているものがおすすめです。

フッ素には、歯質を強くする作用、虫歯菌が酸を作り出すのを抑える作用、唾液による歯の再石灰化を助ける作用などがあります。

泡立ちがあると磨けた気分になるだけでなく、ゆすぐ回数(※2)が増えてせっかくのフッ素が流れることもあるため、発泡剤が含まれていないものがおすすめです。

歯周病の人・歯周病を予防したい人に向いている歯磨き粉、歯がしみる・知覚過敏の症状がある人に向いている歯磨き粉もあります。
自分の症状や目的に合った歯磨き粉を選びましょう。

※1パッケージにはフッ化物と表記されていることもあります。
※2通常、歯磨きのあとのゆすぎは「1回」程度で良いと言われています。

3-2 歯医者さんで歯磨きのやり方を指導してもらう

歯医者さんでは、一人ひとりに合った歯磨きのやり方を指導してくれます。
人によって歯の大きさや歯並びが違うため、自分に合った歯磨きのやり方を知っておくことは大切です。

定期健診で受診したときや、予防歯科をおこなっている歯医者さんを受診したときなどに相談してみましょう。

3-3 デンタルフロス・歯間ブラシを併用する

歯磨きだけでは、歯と歯の間や、歯と歯茎の間にある食べカス、歯垢(プラーク)を落とすのが難しいと言われています。
通常の歯ブラシに加えて「デンタルフロス」「歯間ブラシ」といった歯間清掃用具を使うのがおすすめです。

これらを併用することで、歯垢除去率に差が出てくるとされています。

歯 垢 除 去 率 の 違 い
歯ブラシのみ
約61%
歯ブラシ+デンタルフロス
約79%
歯ブラシ+歯間ブラシ
約85%

■デンタルフロス

歯と歯の間の汚れを落とすのに適しているのがデンタルフロスです。
糸まきタイプやホルダータイプのものがあります。
初心者の人には、ホルダータイプが使いやすいでしょう。

※【関連記事】「口腔内の病気を未然に防ぐ、デンタルフロスの4つの効果と選び方」

デンタルフロス

■歯間ブラシ

同じく歯と歯の間の汚れを落とすときに使用します。
歯茎に炎症がある人にもおすすめです。
歯と歯のすき間のサイズに合ったものを選びましょう。
小さいものでも挿入しにくい場合はデンタルフロスを使いましょう。

※【関連記事】「95%の歯垢除去効果を発揮!歯間ブラシの使い方の手順5つ」

3-3 特定の場所を狙って磨く場合はワンタフトブラシが有効

ワンタフトブラシは、毛が一束のためヘッドが小さく、狙ったところをピンポイントで磨くことができる歯ブラシです。

歯ブラシと同様にペンを持つように軽く握り、小さな円を描くようにクルクル回しながら優しく磨きましょう。

ワ ン タ フ ト ブ ラ シ が 適 し て い る  歯
奥歯の噛み合わせ部分、奥歯の奥、親知らずとその周囲、重なっている歯、歯の裏側、歯の根元、歯と歯茎の間、インプラント、ブリッジ、部分入れ歯、矯正中の歯 など

上記以外の場所でも、通常の歯ブラシで十分に磨けたかどうか不安なところがあれば、ワンタフトブラシを使って磨いてみましょう。

ワンタフトブラシ

4.まとめ

寝ている間は唾液の分泌量が減るため、虫歯菌が増殖しやすい環境になっています。
寝る前の歯磨きは、じっくり時間をかけて丁寧におこないましょう。

正しい歯磨きのやり方は、歯並びや歯の大きさ、使っている歯ブラシなどによって変わってきます。
これを機会に、この記事で紹介したやり方を実践し、しっかり磨けているかどうか再確認してみましょう。

自己流で磨いていると、意外と磨き残している場合もあります。虫歯や歯周病が気になる人は、歯医者さんを受診して自分に合った歯磨きの仕方を指導してもらうことをおすすめします。

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執筆者:歯の教科書 編集部

執筆者:歯の教科書 編集部

歯の教科書では、読者の方々のお口・歯に関するお悩み解決をサポートするべく、各お悩みに関する症状・原因・治療内容などのお役立ち情報を掲載。お悩み解決コラムの全記事を歯科医師が監修しています。

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