歯科医師 鴨井 素行先生(かもい歯科|兵庫県尼崎市)インタビュー

    かもい歯科
    鴨井 素行院長

    2002年に尼崎市に開院したかもい歯科は、院内がバリアフリー設計でキッズスペースも設けるなど、老若男女問わず通いやすい環境を整えています。

    院長の鴨井先生は、歯科医院に対する痛い、怖いといったマイナスイメージを取り去ることができるよう、予防歯科と気兼ねなく受診しやすい雰囲気づくりを心がけているのだそうです。

    この記事ではかもい歯科の診療方針、院長先生が日ごろ心がけていることなどを詳しくお伺いします。

    保険診療での治療・親身なコミュニケーション・清潔な環境づくりで不安のない歯科医療をご提供します

    歯の教科書 編集部
    治療方針、日ごろ大切にしていることなどを教えてください
    鴨井 素行先生
    治療方針として、無理に自由診療をおすすめすることはせず、できる限り保険診療で治療を検討するようにしています。

    自由診療の場合、使える素材の選択肢が広がるといったメリットがありますが、せっかく機能性も見た目も良くなったとしても、メンテナンスを怠ってしまうと治療後の状態を維持することができません。

    当院では保険診療であっても、入念に治療計画を立て、処置後の痛みなど経過観察をしっかりと行うことにより、治療後の状態を維持していくことは可能と考えています。

    良い治療をご提供するために欠かせないことの一つが、患者さまとのコミュニケーションです。患者さまにとって納得度の高い治療となるよう、一人ひとりに十分な時間を設けて、処置に対するご要望や不安なことなどをお伺いしています。

    歯の教科書 編集部
    小児歯科診療では親が付き添うことはできますか?
    鴨井 素行先生
    はい、診療室へは親子一緒にお入りいただけます。

    周りの治療音でお子さまの不安な気持ちを増幅させないよう、小さなお子さまの場合はモニターでアニメを流して治療を行うことも可能です。

    歯の教科書 編集部
    予防歯科にも力を入れて取り組んでいるとお伺いしました
    鴨井 素行先生
    「歯医者さんは悪くなった歯を治療するところ」というイメージがあるかと思いますが、近年は治療を必要としない健康な口内環境づくりが提唱されています。

    痛みが出てから、虫歯ができてからの受診ではなく、日ごろからお口の健康チェックに来ていただけるよう、予防歯科にも精力的に取り組んでいます。

    歯の教科書 編集部
    環境面でのこだわりはありますか?
    鴨井 素行先生
    当院では院内感染対策に力を入れています。

    患者さまのお口に触れる器具類、特に切削器具の取り扱いには十分に注意しています。切削器具の滅菌には高温オイル消毒器を使用し、タービンやハンドピースなどを清潔に保っています。

    治療器具はほこりなどが付着しないよう、使用する直前まで滅菌パックに封入したまま保管しています。そのほかにも使い捨て製品や、ちり・飛沫を取り除く口腔外バキュームを取り入れるなど、院内感染防止に努めています。

    また設備面では、スムーズな診断のためにデジタルレントゲンを取り入れています。撮影したデータを現像せずその場でタブレットに写し出すことができ、治療説明の際も大変役立っています。

    鴨井 素行先生の経歴

    1992年 明海大学歯学部卒業
    現在に至る

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    執筆者:歯の教科書 編集部

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