一目で分かる!しみる虫歯の見分け方

冷たいものがしみる、歯が黒ずんでいるなど、「虫歯」って思っていませんか?大好きな物を食べても歯がしみてしまったら、純粋に食事を楽しめないですよね。虫歯は、早期発見で治療法も通院回数も大きく変わります。

色が変わっているから虫歯かなって思ってもなかなか判断が難しかったり、冷たいものがしみることに関しても、虫歯と知覚過敏の見分け方は難しいです。

セルフチェックをして、もし歯医者さんに行かなければならないのであればどのくらい期間と費用がかかるのかも見てみましょう。

この記事の目次

1.虫歯の進行度での見分け方

1-1歯の表面のエナメル質が白く濁っている 危険度★

この症状は歯の表面のエナメル質が溶け始めている段階です。歯石の様に見えるため、慣れている人でないと気づきにくいです。

1-2茶色く見えてくる 危険度★★

虫歯菌がどんどん進行してくると、その部分に変色が見えます。部分的に変化していたら注意しましょう。

1-3穴が開いている 危険度★★★

この症状まで進んでしまったら痛みでわかると思います。象牙質や神経まで進行している可能性があるので、すぐに歯医者さんに行きましょう。

2.虫歯と知覚過敏の見分け方

虫歯と知覚過敏の違いを表にしてみました。簡易的ですが自分と当てはめてみてください。

  虫歯の場合 知覚過敏の場合
しみる 甘いものがしみる
冷たいものがしみる
甘いものがしみる
冷たいものがしみる
期間 長い時間痛む 一時的に痛む
触れる 叩くと響くような鋭い痛み 叩いても痛くない
歯に黒ずみがある 歯の表面は綺麗
露出 歯の根元は露出していない 歯の根元が露出している

自分が虫歯と知覚過敏どちらの可能性が高いのか、わかりましたか?虫歯の場合どんどん悪化が進むこともあるので、なるべく早めに歯医者さんを受診するのがオススメです。

3.虫歯と知覚過敏の治療費

◆虫歯の場合

  通院期間 治療費
初期 1~2回程度 保険内2,000~3,000円
中度 2~4回程度 保険内2,000~10,000円
重度 2~4回以上 保険内4,000~15,000円

 

◆知覚過敏の場合

  通院期間 治療費
保険治療 約1回 200円程度
自費治療 約1~2回 1,000~3,000円

行く前に電話で教えてくれる歯医者さんもありますので、気になる方は事前に問い合わせてみましょう。

まとめ

虫歯の見分け方のポイントは、痛みと色です。初期状態であれば治療の負担も少なく済む事が多いので早めに歯医者さんに相談しましょう。治療費に関しても、悪化すればするほど掛かってきます。出来るだけ早く受診する方が費用も痛みも少なく済むでしょう。

経歴

1975年 東京歯科大学 卒業
1975年~1977年 新宿ビル歯科 勤務
1978年 早川歯科医院 開業
現在に至る

執筆者:歯の教科書 編集部

歯の教科書では、読者の方々のお口・歯に関する“お悩みサポートコラム”を掲載しています。症状や原因、治療内容などに関する医学的コンテンツは、歯科医師ら医療専門家に確認をとっています。