ホワイトニングの基礎知識!知っておくべき歯を白くする方法

ホワイトニングの基礎知識!知っておくべき歯を白くする方法

誰もが黄ばんだり、黒ずんだりするよりは白い歯でいたいですよね。白い歯を手に入れる事ができれば、自然な笑顔で気分も明るくなります。

しかし、コーヒーや紅茶が大好き!という方は必然的に着色して黄ばんできます。今回、この記事では日常生活で出来るホワイトニングの基礎知識、それぞれのホワイトニング方法に関して紹介いたします。

この記事の目次

1.知っておきたいホワイトニングの基礎知識

1-1そもそもホワイトニングとは?

ホワイトニングとは着色してしまった歯を、キレイに白くする方法です。歯を削ることなく白くすることができる点が特徴です。

仕組みとしては歯の中にある色素を分解して、歯の明るさを調節します。アメリカではブリーチングとも呼ばれていて、自宅で出来るホワイトニングキットも手に入りやすいそうです。

1-2ホワイトニングのメリット、デメリット

メリットデメリット
・歯を削る、抜歯などがない・白さは永遠ではない
・白さを調節できる方法がある・定期的なメンテナンスが必要
・自分の歯であれば、何回でも出来る・追加施術する際は費用が発生

1-3歯磨きをすればするほど白くなるのか?

歯の構造は、象牙質という部分をコーティングするようにエナメル質というのがあります。食事をすると、一時的に歯の表面のエナメル質が黄ばんで見えます。歯磨きをする事で汚れが取れて白く戻ります。

しかし、磨きすぎるとエナメル質を傷つけてしまうのでゴシゴシ強く磨くことはせずに、汚れをかきだすように優しく磨きましょう。

歯磨きのやり方に関しては【虫歯になる磨き方と正しい歯磨きのやり方】をご覧下さい。

1-4ホワイトニングが出来ない人がいる!

◆出来ない人

・無カタラーゼ症の人 (専用の薬剤が分解できず、進行性口腔致死の危険性があります)

・虫歯や歯に亀裂がある人 (虫歯治療後に行う詰め物が不安定になってしまうため)

・人工の歯を白くしたい人 (生きている歯にのみ作用するため)

・妊娠中や授乳中の人 (ホルモンバランスが不安定なため、胎児への影響が不明なため)

※ただし、上記に該当する方も、必ずしも不可能というわけではないので、まずは歯科医師と相談してみてください。

◆向かない人

・18歳以下 (歯組織が成長中のため)

2.ホワイトニングにはどんな種類があるの?

2-1どのホワイトニングが向いているのか

ホームホワイトニング・自分の好きな時間にホワイトニングがしたい
・歯を全体的に安い費用で白くしたい
・なるべく費用が掛からないようにしたい
オフィスホワイトニング・すぐにでも白くしたい
・歯医者さんでホワイトニングを任せたい
デュアルホワイトニング・費用が高くても、すぐに白くして長持ちさせたい

それぞれの作用に関して詳しくは「すぐに白くしたい人へ!歯科医院で行うホワイトニングとは」を参照してください。

2-2長期的に白さを保ちたいならホームホワイトニング

ホームホワイトニングは白さを維持できる期間が約1~2年保つ事ができます。ホームホワイトニングとは、歯医者さんでオーダーメイドのマウスピースを作成して、自宅で薬剤をマウスピースの中にいれて自分のペースで出来るホワイトニングです。

デメリットとしては白くするまでに時間がかかってしまうことです。回数次第で自分の望む白さを長期的に保つ事ができます。マウスピースを装着する時間は2時間程度で、少し時間がかかります。費用に関しては、薬剤の量にもよりますが1~5万円程度です。

2-3すぐに白くしたいならオフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは短期間で歯を白くする事が出来ます。歯医者さんで薬剤を塗ってもらい、光を当ててホワイトニングをするやり方です。

デメリットとしては、白さを保つ期間が3~6ヶ月程度でホームホワイトニングよりも短い事と、薬剤が濃いために多少痛みやシミが出やすいです。費用に関しては、1歯 1000~3000円程度かかります。結婚式などのお祝い事で、すぐに白くしたい方に向いています。

2-4どちらも兼ね備えたデュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を行う方法です。そのためすぐに白くでき、長持ちもさせられます。

デメリットとしては、どちらも併せて行うため費用が高くなります。費用に関しては5~10万円程度かかってしまいます。

3.ホワイトニング以外で歯を白くするやり方の一覧

メリットデメリット
ラミネートベニア・短期間で白くなる
・歯の色が戻らない
・費用が高い
・破損した場合は、追加の施術代
歯のマニキュア・自宅で出来る
・歯を削らないで済む
・白さに個人差がある
・塗った部分が厚くなる
ホワイトニングテープ・自宅で出来る
・白さが期待できる
・日本では販売されていない
・薬剤が強いので注意が必要

3-1ラミネートベニアで歯を白く

ラミネートベニアとは歯の表面を少しだけ削ってセラミックのシェルを貼り付ける方法です。短期間で治療する事が出来て、歯の色が戻る事がありません。

デメリットとしては、健康な歯を少し削ってしまうことと費用が高いことです。おおよそですが、6~12万円程度 1本当たりにかかります。もしも取れてしまった場合は、追加の施術代を払う事になります。

3-2歯にマニキュアを塗って白くする

歯の表面に専用の塗料を塗って白くする方法があります。この方法の良いところは、歯を削らないですぐ白くする事が出来る事です。

デメリットとしては、すぐに取れてしまうことや塗った部分が厚くなることです。

4.歯を白くしたいけど費用が…。そんな方におすすめ方法

4-1ホワイトニング用歯磨き粉を使おう

ホワイトニングしたいけど費用がかけられない、歯医者に通うのも時間がないという方におすすめなのがホワイトニング用の歯磨き粉です。歯についた黄ばみを落とす事に有効です。しかし、歯科医院で使用する薬剤を配合する事が日本では認められていないため、白くなる作用というのはそれほど期待できません。

自宅で出来るホワイトニングに関しては「少ない費用で白くする!自宅でホワイトニングの全手法」を参照してください。

4-2食事の見直しとクリーニングで白い歯に

コーヒーや紅茶などの色素が強いものは歯が着色していきます。着色の強い食べ物は控えてもらい、ホワイトニングまではいかなくても、歯医者さんでPMTC(歯のクリーニング)を行う事で白くなる事があります。治療費が3,000円~5,000円程度なのでホワイトニングよりも費用的な負担を抑える事が出来ます。

5.まとめ

ホワイトニングは治療費によってすぐに白くする事もできます。ホワイトニング以外にも歯を白くするやり方はいくつかあり、クリーニングする事でもともとの白さが戻る場合があります。ホワイトニングを検討している方は、なるべく歯科医院で相談することをおすすめします。

■白くしたい方へまずは歯科医院にて口腔チェックを

「ホワイトニングで歯を白くしたいけど、費用や痛みが気になる…」という方は、まずは歯科医院の元で口腔チェック・カウンセリングをされてはいかがでしょうか。

経歴

・2003年3月 日本歯科大学卒業
・日本歯科大学附属病院研修医
・2004年 開業医院勤務
・2008年 「ホワイトニング東京」勤務
・2010年 同医院理事就任
・2014年 麻布十番クレールデンタルクリニック開業 
現在に至る

執筆者:歯の教科書 編集部

執筆者:歯の教科書 編集部

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