白い歯になりたい!というのは誰だって思いますよね。白い歯になれば自分の自信もついて、思いっきり笑う事ができます。今では、ホワイトニング治療の技術も進んできていて、ご自宅でも白い歯を手に入れる事ができます。
ただ、なかなかやってみたいと思っていても「費用は…」「痛いのかなぁ」と不安はありますよね。
ご自宅で出来る主なホワイトニング方法として、「ホームホワイトニング」というのがあります。今回は、ホワイトニング治療だけでなく自身で歯を白くするやり方もお伝えできればと思います。
この記事の目次
1.自宅で白い歯を手に入れるやり方
1-1ホワイトニング専用歯磨き粉で白い歯に
市販で販売されているホワイトニング歯磨き粉では、色素を分解する成分が入っています。この成分では、歯の着色を落とす成分が汚れを落とすので、白くなったと実感するわけです。歯科医院で使用している薬剤とは異なりますので注意してください。
◆おすすめ ホワイトニング歯磨き粉とは
「ピロロン酸ナトリウム」でイオンの力でステインを浮き上がらせてすっきり落とす作用がある歯磨き粉もおすすめです。ホワイトニングしたいけど、なかなか費用がかけられない方におすすめです。
◆ホワイトニング専用歯磨き粉を効果的に使うには
より効果を発揮するやり方として下記のような流れを行います。
①普通の歯磨き粉でブラッシングする
②ホワイトニング専用歯磨き粉を使ってブラッシングする
③フッ素を塗る
この流れを行う事によって、汚れを落とした後に着色を落とすことが出来ます。その後に、汚れをつけさせないようにするため、市販のフッ素で良いので塗ってください。
◆どのくらい費用がかかるのか?
このやり方であれば、約2000円程度で出来ます。内訳はホワイトニング歯磨き粉が約1000円でフッ素が含まれている商品が約1000円です。
1-2重曹を使ったホワイトニング
重曹は研磨作用が含まれているために歯を白くするのに向いています。また、虫歯予防や口臭を防ぐ働きもあります。ただ、やり過ぎると歯を傷つけてしまう事がありますので注意しましょう。
◆重曹を使ったホワイトニングのやり方
①重曹を使ったうがいのやり方
500mlのお水にスプーン一杯の重曹(3g程度)を入れてうがいをするだけです。
②重曹で歯磨きをするやり方
濡らした歯ブラシに、ひとつまみの重曹をパラパラとふりかけて歯ブラシをします。
◆重曹を使うときの注意点
・工業用ではなく食用の重曹を使う事
・磨き過ぎに注意(やり過ぎは歯を傷付けてしまいます。目安は1週間に1回程度)
◆どのくらい費用がかかるのか?
100gが100円程度なので安いです。ドラッグストアに売ってますので、気兼ねなく使ってみてください。
1-3ホワイトニングペンで白い歯に
ペン本体にジェルが入っていて、ペン先から出てきて白くする働きがあります。持ち運びがしやすいのと、朝と夜に2回塗るだけなので、手間がかかりません。
◆使用する前の注意点
・先に塗るタイプと後に塗るタイプがある
◆どのくらい費用がかかるのか?
1本約2500円程度になります。
1-5自宅でホワイトニングをする際の注意点
上記で紹介したやり方は併用しないで下さい。歯に対する刺激が強すぎると痛めてしまう場合がありますので注意しましょう。時間と費用を考えてもらい、自分に合っていると思うやり方を選んでください。
2.高いホームホワイトニング
2-1ホームホワイトニングとは
歯医者さんでマウスピースを作成し、専用の薬剤を使用して自宅で出来るホワイトニングの事です。自宅で2時間程度装着してもらい、2週間程度続けていただくと白さを感じてくるでしょう。ホームホワイトニングは自分が望む白さまで継続する事ができます。ただ、しっかり継続して行うことが大切です。継続する事ができる人が向いています。
◆歯医者さんでの一般的な流れ
◆ご自宅での一般的な流れ
このような流れでホワイトニングを行います。1週間程度したら歯医者さんに行って頂き、ホワイトニングの状態確認とメンテナンスをします。
※装着時間に関しては、ホワイトニングメーカーによって異なります。最短1時間、最長6時間の場合もあります
2-2ホームホワイトニングをする時の注意点
ホワイトニングをした直後の1時間は飲食を控えましょう。より白さを維持するためにも、使用中は着色しやすい食べ物は控えましょう。食べ物以外だと、タバコや色つきの歯磨き粉、うがい薬(イソジン)も注意が必要です。
◆問題ある食べ物
【例】コーヒー、紅茶、赤ワイン、抹茶、カレー、キムチ、野菜ジュースなど
◆問題ない食べ物
【例】水、ヨーグルト、白身魚、お米など (着色の薄い食べ物)
2-3どのくらい費用がかかるのか
自由診療なので歯科医院でことなりますが、10,000~50,000円程度かかります。歯医者さんでやるホワイトニングでオフィスホワイトニングというのがあり、その場合は1本いくらという形なので全体的に出来るホームホワイトニングは、お得かもしれません。
3.まとめ
自宅で出来るホワイトニングではいくつか方法があります。しかし、歯医者さんと連携して行う「ホームホワイトニング」よりは白くする事ができません。ホームホワイトニングは自分の望む白さを期待できます。
海外では、ホワイトニングシートが流行っており、専用の歯磨き粉もどんどん出てきているので参考にしてみて下さい。
・2003年3月 日本歯科大学卒業
・日本歯科大学附属病院研修医
・2004年 開業医院勤務
・2008年 「ホワイトニング東京」勤務
・2010年 同医院理事就任
・2014年 麻布十番クレールデンタルクリニック開業
現在に至る
執筆者:
歯の教科書では、読者の方々のお口・歯に関する“お悩みサポートコラム”を掲載しています。症状や原因、治療内容などに関する医学的コンテンツは、歯科医師ら医療専門家に確認をとっています。