井上歯科医院西尾駅出口 徒歩11分

当院では麻酔注射の前に歯茎に表面麻酔を施し、手動の注射器を使うことで麻酔液の注入スピードを細やかにコントロールして刺激を抑えるようにしています。

また、浸潤麻酔法で十分に痛みを抑えることができない場合には、歯やあごの神経の根元に作用する「伝達麻酔法」も使用しています。

さらに、歯を削る際、表面の硬い部分にはタービンという回転数が高い器具を使いますが、歯質の軟らかい部分は低速回転のコントラで振動を抑えながら削るか、さじのような形の器具でかき出すようにして、できるだけ刺激を抑えています。

歯周病の予防はもちろん、治療においても患者さまご自身で正しいブラッシングをしていただくことが基本となります。

そのため、当院では「歯周病になってからきちんと磨く」のではなく、「歯周病になる前からきちんとしたブラッシングの習慣づけをする」ということを大切にしてブラッシング指導を行っています。

歯垢を念入りに取り除いて歯茎をマッサージし、口の中を清潔に保って歯周病を予防するためには、1回につき18分ほどの時間が必要であるというのが当院の考えです。

当院では歯周病を改善するため、まず専用の機器で歯石を除去するスケーリングによってプラークコントロールを行います。重症の場合には歯茎を切開し、深いところまで入り込んだ歯垢や歯石を除去するフラップ手術も可能です。

また、歯並びの乱れによって歯周病が悪化しやすい口内環境になっている場合には、かみ合わせを調節して歯にかかる負担を軽減します。

歯石を取り除いて歯茎の状態を改善したとしても、歯周病の治療はそれで終わりというわけではありません。当院では定期的な検診の重要性をご説明することにも力を入れています。

当院ではまず患者さまの口内全体をパノラマレントゲンで撮影し、そのレントゲン画像をもとにお口の中の現状をわかりやすくご説明したうえで、お一人おひとりに合った治療方法をご提案いたします。

複数の治療方法をメリットやデメリットとともにご説明しますので、その中から患者さまのこだわりやライフスタイルに合ったものをお選びいただくことができます。

また、治療に入ってからもこまめに状況をお伝えし、つめ物やかぶせ物を作製する場合にはお口に入れる前に形や色をご確認いただいています。