歯が痛い!歯痛に使用される薬のタイプとすぐできる対処法

歯が痛い!歯痛に使用される薬のタイプとすぐできる対処法

歯の痛みは、思いがけない場面で起こることがあります。

仕事中や学校、外出先などで急に歯が痛くなっても、すぐに歯科医院へ行けないこともあるでしょう。

そのような場合、市販薬を使って一時的に痛みを和らげる方法があります。

ただし、薬はあくまで応急処置であり、痛みの原因を治すものではありません。

歯痛がある場合は、できるだけ早く歯科医院を受診することが大切です。

この記事では、歯痛に使用されることがある薬のタイプや、薬がない場合にできる応急処置、歯痛の原因について解説します。

この記事の目次

1.持ち歩きやすい錠剤・顆粒タイプの薬

突然の歯痛に備えて、錠剤や顆粒タイプの鎮痛薬を用意しておく方法があります。

市販薬にはさまざまな種類があり、成分や対象年齢、使用上の注意が異なります。

使用する際は、必ず添付文書を確認し、薬剤師や登録販売者に相談しましょう。

1-1 解熱鎮痛成分を含む薬

市販薬には、歯痛に使用されることがある解熱鎮痛成分を含む製品があります。

製品によっては、胃への負担に配慮した成分が配合されているものもあります。

ただし、服用できる年齢や妊娠中・授乳中の使用可否、持病や服用中の薬との相互作用は製品によって異なります。

特に、

・小児

・妊娠中または授乳中の方

・高齢の方

・胃腸障害や腎臓病などの持病がある方

・ほかの薬を服用している方

は、自己判断で使用せず薬剤師や医師に相談しましょう。

1-2 小児でも使用できる製品がある薬

鎮痛薬の中には、小児にも使用できる製品があります。

ただし、年齢や体重によって用量が異なるため、必ず添付文書を確認してください。

小児が使用する場合は、保護者の管理のもとで正しく使用しましょう。

不安がある場合は、薬剤師や医師へ相談することが大切です。

2.歯痛に直接作用する塗り薬

歯痛に対して、痛みのある歯に直接使用するタイプの市販薬もあります。

液体タイプやゲルタイプなどがあり、製品によって使用方法や対象年齢が異なります。

2-1 液体タイプ

液体タイプの歯痛薬は、痛みのある部分へ少量を塗布して使用する製品があります。

比較的短時間で作用することを目的とした製品もありますが、効果の感じ方には個人差があります。

歯ぐきや唇など、指定されていない部位には使用しないよう注意しましょう。

使用前には必ず添付文書を確認してください。

 

2-2 ゲルタイプ

ゲルタイプの製品は、患部に塗布しやすい特徴があります。

歯に直接使用する製品もありますが、使用できる症状や対象年齢は製品によって異なります。

使用中にかゆみ、発疹、腫れなどの異常が現れた場合は使用を中止し、医師や薬剤師へ相談しましょう。

2-3 使用できる対象や注意点は製品ごとに異なる

塗り薬は、飲み薬と異なり局所的に使用するものですが、誰でも安全に使えるとは限りません。

乳幼児、妊娠中・授乳中の方、高齢者が使用する場合は、必ず添付文書を確認し、必要に応じて薬剤師や医師へ相談しましょう。

3.薬以外の歯痛の対処法

手元に薬がない場合でも、一時的に痛みを和らげるためにできることがあります。

3-1 頬の外側から冷やす

痛みがある部分を頬の外側から冷やすことで、痛みが一時的に和らぐ場合があります。

濡れタオルや冷却シートなどを使用し、冷やしすぎないようにしましょう。

氷を直接歯に当てたり、口の中に入れたりすると、冷刺激で痛みが強くなることがあります。

3-2 口の中を清潔に保つ

歯と歯の間やむし歯の穴に食べかすが詰まっていると、痛みが強くなる場合があります。

歯ブラシやデンタルフロスを使い、無理のない範囲で清掃しましょう。

強くこすったり、爪楊枝などで患部を刺激したりすることは避けてください。

4.歯痛の原因と治療

薬を使用しなければならないほど歯が痛む場合、根本的な治療が必要な状態である可能性があります。

歯痛の原因としては、次のようなものが考えられます。

◆歯科医院で対応することが多い原因

・むし歯

・歯周病

・歯ぎしり、食いしばり

・歯のひび、破折

・親知らず

これらは歯科医院で診断し、状態に応じて治療します。

また、歯そのものに異常がなくても、ほかの病気に関連して歯の痛みのように感じることがあります。

◆医科との連携が必要になる場合がある原因

・三叉神経痛

・片頭痛などの頭痛

・副鼻腔炎

・心疾患に関連する痛み

・その他の関連痛

歯科医院で明らかな異常が見つからない場合や、胸の痛み、息苦しさ、強い頭痛などを伴う場合は、医科の受診が必要になることがあります。

歯痛の原因と治し方について詳しくは『症状5つでわかる歯痛の原因と治療後や精神面で発生する痛み』を参考にしてください

5.まとめ

歯痛に使用される薬には、

・錠剤タイプ

・顆粒タイプ

・液体タイプ

・ゲルタイプ

などがあります。

ただし、薬の使用可否は年齢、妊娠・授乳の有無、持病、服用中の薬によって異なります。

使用する際は必ず添付文書を確認し、薬剤師や登録販売者に相談しましょう。

薬がない場合は、

・頬の外側から冷やす

・口の中を清潔に保つ

といった方法で一時的に痛みを和らげられる場合があります。

しかし、薬や応急処置で痛みが落ち着いても、原因が治ったわけではありません。

歯痛がある場合は、早めに歯科医院を受診し、原因に応じた治療を受けましょう。

【参考サイト】

・PMDA 医薬品医療機器総合機構
https://www.pmda.go.jp/

・日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/

・厚生労働省 e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

・日本歯科保存学会
https://www.hozon.or.jp/

・日本歯内療法学会
https://jea-endo.or.jp/

早川康明 先生監修
経歴

1975年 東京歯科大学 卒業
1975年~1977年 新宿ビル歯科 勤務
1978年 早川歯科医院 開業
現在に至る

執筆者:歯の教科書 編集部

執筆者:歯の教科書 編集部

歯の教科書では、読者の方々のお口・歯に関する“お悩みサポートコラム”を掲載しています。症状や原因、治療内容などに関する医学的コンテンツは、歯科医師ら医療専門家に確認をとっています。

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