歯の異変

歯がかゆい8つ原因!症状別治療法と今すぐ出来るセルフケア

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無性に歯がかゆくなって我慢が出来ない時ってありますよね。こちらの症状、実際は「歯茎の炎症」が原因で起こります。歯茎がかゆくなる原因は様々です。

今回は、そんな歯茎がかゆくて仕方がない皆さんの為に原因別の治療方法や今すぐできるかゆみの対処方法をご紹介致します。いずれにせよ、歯や歯茎に感じるかゆみは異常事態です。急なかゆみやしばらくかゆみが続く方もこちらを参考に対処してみてください。

■目次
1.短期的なかゆみの原因と対処法
2.長期的なかゆみの原因と対処法
3.今すぐできる!歯のかゆみの対処法
4.まとめ

1.短期的なかゆみの原因と対処法

■金属アレルギー

補綴物に使用される金や銀は錆びやすく、唾液に溶け出してしまうデメリットがあります。金属アレルギーでなかった方でも後からアレルギー反応がでてしまうケースも少なくありません。唾液に溶け込んだ金属は全身にまで広がり、体中で痛みやかゆみを引き起こします。金属が痛む訳ではない為、金属アレルギーによる症状だと分かりにくい点があります。アレルギー反応を引き起こすことで下記のような症状がみられます。がみられます。

■金属アレルギーで起こる症状

・口内炎・舌炎
・口唇炎・口角炎
・口腔扁平苔癬
・味覚障害
・掌蹠膿疱症
・アトピー性皮膚炎、湿疹
・脱毛症

【治療方法】パッチテスト&補綴物の直し

歯医者さんにて金属による炎症であるかパッチテストを行ってもらいます。検査の結果、金属による影響であると判断をされた場合に補綴物を除去し、適した補綴物に交換します。保険適用の補綴物は錆びやすい欠点がありますので、補綴物を検討される際は参考にしてください。

■植物アレルギー

桃やメロン、キウイで歯茎がイガイガ、かゆくなってしまった経験はありませんか。これは、「口腔アレルギー症候群(別名:テラックスフルーツ症候群)といい、特定の甘い果実や野菜を大量摂取することでかゆみや腫れを引き起こします。

また、アレルギーと花粉症には深い関係があり、花粉症患者の10人に1人はかゆみがでると言われています。果物や野菜に含まれるアレルゲンと花粉は共通している為、アレルギー反応を起こします。重度の場合、吐き気や腹痛、最悪ショック(アナフィラキシーショック)を引き起こす可能性もあると言われています。

■症状を引き起こしやすい果物・野菜

花粉症の方は、ご自身のアレルギーの原因を知り、症状に合わせて飲食を気をつけることをおすすめします。同じ食事をし、同じ環境にいてもアレルギーを引き起こさない免疫力の強い方もいる為、頻繁に症状を起こす訳ではない方は、過度に意識しなくとも良いでしょう。

花粉 果物・野菜
スギ トマト
シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ、コナラ リンゴ、サクランボ、モモ、アーモンド、セロリ、ニンジン、ジャガイモ、大豆、ピーナツ、キウイ、マンゴー、プラム、スイカ、アンズ、ビワ、アボカド
オオアワガエリ、ホソムギ メロン、スイカ、トマト、ジャガイモ、キウイ、オレンジ、ピーナツ
ヨモギ セロリ、ニンジン、マンゴー、ピーマン、リンゴ、パセリ
ブタクサ メロン、スイカ、バナナ、ズッキーニ、キュウリ

※EHC独自調べ

【応急処置】抗アレルギー薬の服用

原因となる植物の摂取を辞め、病院にて処方された抗アレルギー薬を服用しましょう。なかなか治らず、咳や息切れを催す場合は、アレルギー科のある総合病院にてみてもらいましょう。血液検査や皮膚テストによって、果物アレルギーかどうか判定できますので今後の食事対策にも有効といえるでしょう。

【予防法】大量摂取を避ける&加熱&健康体

植物に含まれるアレルゲンが胃の中で分解されないことで引き起こします。大量摂取を避け、季節に合わせた植物を適量摂取することをおすすめします。

また、常に健康体であることが重要です。花粉症を患っているから必ず、症状を引き起こす訳ではありません。ストレスや寝不足、風邪等の免疫力が低下している時期が重なり、症状を引き起こすケースもあります。

また、植物のアレルゲンは熱に弱い為、加熱することでリスクを下げることが出来ます。どうしても食べたい場合は、生の植物より煮た植物をおすすめします。

一般的な植物アレルギーと何が違うのか?

一般的な植物アレルギーも口腔アレルギー症候群も特定の植物を飲食することで起きるアレルギーです。ポイントは症状度合いにあります。一般的な植物アレルギーは、じんま疹や湿疹、発作を引き起こしますが、口腔アレルギー症候群は、ほとんどの場合が軽度のかゆみになります。

一般的な植物アレルギーの代表が小麦や卵ですが、これらは熱に強く、直接的に吸収されやすくあります。一方、熱に弱い口腔アレルギー症候群のアレルゲンは分解されやすく症状が直接的に起きにくいとされるためです。

歯磨き粉

歯茎のかゆみは、ちょっとしたことで改善されることもあります。歯磨き粉がアレルギー反応を引き起こしている場合は、歯磨き粉を別のものに代えることで、かゆみが無くなる場合もあります。ぜひ試してみましょう。

ストレス

ストレスを溜めてしまうことで、免疫力を低下させ、細菌に感染しやすくなります。ストレスによるかゆみを「非定型歯痛」「心因性歯痛」といいます。過度なストレスは、歯だけでなく身体にも良くありませんので、なるべくストレスを溜め込まないことが望ましいでしょう。

乳歯が成長する時

赤ちゃんの歯ぐずりをご存知ですか。乳歯が生え始めると、かゆみや痛みを感じて赤ちゃんがぐずる行為を歯ぐずりといいます。ほとんどの赤ちゃんが生後9ヶ月前後で歯ぐずりが終了すると言われています。

気長に向き合ってあげましょう

■歯ぐずり時に見られる赤ちゃんの様子
・指を口に入れる
・夜泣きをする
・オモチャなどを噛むオモチャなどを噛む
・急に機嫌が悪くなる

■歯ぐずり時の対策
・歯固めを冷やす
・歯茎を冷やす
・歯ブラシで軽く歯や歯茎を磨く

歯が生えてきているため、歯茎や歯が少し腫れてしまう赤ちゃんもいるようです。冷やした歯固めやガーゼは炎症を治めることが出来ますので是非、試してみてください。また、全ての赤ちゃんが冷やすことで歯ぐずりが治す訳ではありません。何をしてもぐずったり、泣き止まない場合は気分転換させるなり、他手段をとってみてください。

2.長期的なかゆみの原因と対処法

2-1 歯周病

日本人の約80%が歯周病であることをご存知ですか。歯周病はプラーク(歯垢)が溜まり、歯と歯茎の間に歯周ポケットができることで炎症を起こします。この歯茎の炎症が「歯がかゆい!」という状態を作り出すのです。

歯周病は自覚症状がほとんどない為、気づきにくくあります。かゆみを引き起こした際には、歯周病の中期段階に突入しており、治りにくくなってしまっています。

■「かゆみ」以外で歯周病をチェック!

・歯磨きの時や硬いものをかじった際に、歯茎から出血を起こす
・歯肉が赤く、腫れ上がっている
・歯茎から膿がでる
・食事のときに硬いものを噛んだら痛みを感じた
・歯が長くなったような気がする
・朝起きたときに口の中がネバつく
・歯がぐらついたり、浮いた感じがする
・誰かから口臭があると指摘された

「かゆみ」以外に上記のようなことが当てはまった場合、歯周病の症状である可能性が高いといえますので、要注意です!

【治療方法】歯周病の進行をとめる

一度なってしまった歯周病を完全に治すことは難しいです。しかし、歯医者さんで行う歯周病治療であれば、進行をストップさせることが出来ます。

■ステップ1:歯周病検査
・歯周ポケットを計る
・歯がぐらぐらしないかチェック
・歯茎の状態チェック
・顎の骨の状態チェック

■ステップ2:歯周病検治療
・ブラッシング
・スケーリング、ルートプレーニング(SRP)
・フラップ手術
・組織再生誘導法(GTR法)

初期段階の歯周病であれば、正しく歯磨きすることでかゆみを取り除くことが可能です。大切なことはプラークが溜まりやすい歯と歯の間や奥歯、歯と歯茎の境目を丁寧に磨いてあげることがポイントです。通常の歯ブラシだけでは歯の細かい隙間の部分を磨くことは困難である為、「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を使い、隙間の細かいプラークを除去しましょう。

また、中期・後期の歯周病にはご自身のケアのみではかゆみを取り除くことが出来ません。長期間放置してしまうことで炎症が増し、更にストレスを引き起こしてしまいかゆみが続きます。最悪、顎の骨が溶けて歯が抜けおちてしまう恐れがありますので早めに受診させることをおすすめします。

【予防法】定期的に歯医者さんへ検診に行きましょう

ご自身で、歯周病の早期発見することは難しいです。そのため、定期的に歯や歯茎の状態をチェックしてもらう為に歯医者さんへ検診に行きましょう。定期検診は3ヶ月に1回が望ましいとされています。

歯周病は女性がなりやすい!?

歯周病は男性よりも女性がなりやすいと言われています。その原因は「女性ホルモン」が影響しています。女性には歯周病になりやすい時期が3回あります。

・思春期
・妊娠中
・閉経時

どちらもホルモンバランスの乱れが大きく影響しているでしょう。歯周病を引き起こしているプラーク(歯垢)の中の細菌は、女性ホルモンを栄養源とし、増殖する傾向があります。

ホルモンバランスの乱れにちなみ、血液の循環が促進され、刺激に対して敏感になることから炎症が起きやすくなります。そのために歯茎が腫れたり、かゆみを伴ったりするのです。

2-2 虫歯や親知らずが原因のかゆみ

虫歯が原因でかゆみを感じることがあります。虫歯が進行していると、痛みよりかゆみの方が強いケースがあります。これは、初期段階で起こる症状です。ムズムズした「むずがゆさ」を感じる場合があります。

【治療方法】虫歯や親知らずの進行を止める

歯周病と同様にご自身でのケアでは完治が難しい為、歯医者さんにて口腔内をみてもらう必要があります。

3.今すぐできる!歯のかゆみの対処法

【対処方法1】歯や歯茎を冷やす

歯や歯茎を冷やすことで炎症を抑えることが出来ます。しかし、こちらは一次的な対処方法であるため、効果が伴わない可能性があります。

【対処方法2】歯や歯茎を磨く

歯や歯茎をブラッシングすることで一次的にかゆみが治まる可能性があります。あまり強くこすると炎症が悪化しますので、適度な力で行いましょう。

【対処方法3】うがい薬を使用する

口腔内が乾燥するとかゆみを感じる場合があります。水で口腔内を潤すのも効果的ですが、うがい薬であれば、殺菌効果がある為、消毒効果が期待出来ます。

4.まとめ

歯や歯茎のかゆみの原因はさまざまです。かゆみが気になったら、できるだけ早めに歯医者さんへ受診しましょう。症状が重くなってからでは治りにくくなり、最悪全身の病気へのリスクが高くなります。また、症状だけではなく、重度の治療にも期間も費用も高額になります。最悪のケースを防ぐためにも3ヶ月に1回は歯医者さんにて検診を受けましょう。

1.短期的なかゆみの原因と対処法
Lアレルギー&花粉症
・金属アレルギー
・植物アレルギー
L歯磨き粉
Lストレス
L乳歯が成長する時

2.長期的なかゆみの原因と対処法
L歯周病
L虫歯や親知らずが原因のかゆみ

3.今すぐできる!歯のかゆみの対処法
L【対処方法1】歯や歯茎を冷やす
L【対処方法2】歯や歯茎を磨く
L【対処方法3】うがい薬を使用する

今回、「かゆみが気になる…」「もしかしたら自分も歯周病予備軍かもしてない…」とお悩みの方へ全国の歯医者・歯科・クリニックが予約・検索・口コミが見られるサイト「EPARK歯科」をご紹介致します。歯周病は自覚症状がない為、早期発見は難しいです。その為、定期的な検診で歯茎の状態を専門科にみてもらう必要があるのです。

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執筆者:歯の教科書 編集部

執筆者:歯の教科書 編集部

歯の教科書では、読者の方々のお口・歯に関するお悩み解決をサポートするべく、各お悩みに関する症状・原因・治療内容などのお役立ち情報を掲載。お悩み解決コラムの全記事を歯科医師が監修しています。

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