口内炎に効く飲み物とは?入手しやすい6つの飲み物をご紹介

    口内炎に効く飲み物とは?入手しやすい6つの飲み物をご紹介

    口内炎の予防・改善が期待できる飲み物があるのをご存じでしょうか?口内炎ができると、痛んだりしみたりして、飲食自体がつらくなります。それが原因で脱水症状になることもあるので、つらくてもしっかり水分補給をしなければなりません。

    そこで、どうせ飲むのなら、口内炎に効く飲み物をチョイスしましょう。今回紹介するのは、コンビニやスーパーで手に入る飲み物ばかりです。うまく活用して、口内炎を撃退しましょう。

    この記事の目次

    口内炎のときにおすすめの飲み物

    緑茶や紅茶

    日本人にはおなじみの緑茶や、リラックス効果もある紅茶は、カテキンを豊富に含む飲み物です。このカテキンは殺菌効果が強く、口の中の雑菌を洗い流してくれます。あまりに熱い温度の飲み物では、やけどをしたりして口の粘膜を傷つけることにつながってしまいますが、ほどほどの温かさなら口内炎に対して良い作用をもたらします。

    また、紅茶を飲むときには砂糖が含まれていない無糖の物を選ぶのを忘れないようにしてください。

    トマトジュース

    口内炎を改善するためには、栄養バランスのいい食事を選ぶことが大切です。トマトに含まれるビタミンB2やルチン、リコピンなどは、抗酸化作用が強く炎症を抑えるのに役立ちます。トマトをそのまま食べてもいいですが、トマトを切るのがめんどうな方は、トマトジュースがおすすめです。

    はちみつ入りのドリンク

    はちみつには殺菌作用があるので、口の中のばい菌をやっつけてくれる可能性があります。他の糖分を含んでいては口の中の細菌を増やすきっかけになるのでよくありませんが、柚子を絞ってはちみつを加えた柚子はちみつドリンクなど、自家製のドリンクの甘みに使うのはおすすめです。

    はちみつは栄養自体も豊富なので、口内炎のせいで食事がとりづらいという場合の栄養補給としてもすぐれた力を発揮します。

    麦茶

    麦茶には抗酸化作用があるので、口内炎の炎症の改善や予防などにも役立ちます。夏の冷蔵庫には麦茶をストックして、いつでも飲めるようにしておくといいかもしれませんね。

    これだけを飲めば口内炎が治るというものではありませんが、麦茶に含まれるアルキルピラジンは血液をサラサラにする働きがあります。代謝が良くなるという意味でも、口内炎に対して良い作用が期待できます。

    野菜や果物のジュース

    口内炎が痛いときは、食欲も減退しがちになります。そんなときは野菜や果物のジュースなどで栄養補給するのがおすすめです。特に意識したいのがビタミンですが、中でもビタミンB群は代謝に関係しているので、口内炎の改善に役立ちます。積極的に摂取するといいでしょう。

    とくにビタミンB6が含まれるバナナと、ビタミンB2が含まれるミルクを使ったバナナジュースがおすすめです。

    スープ

    栄養素をたくさん摂取するのには、いろんな材料を一度に煮込めるスープはうってつけです。ブロッコリーやパセリなどの緑黄色野菜をスープにすれば、酸味も無く痛みを気にすることなくビタミンCを摂取できます。

    また、ゴツゴツとした食材は、口の中に入れたときに粘膜を刺激して痛みを感じやすいです。そのため、ミキサーで滑らかにしたり、具を柔らかく煮たりして、なるべく患部への刺激を減らしましょう。

    口内炎のときに摂取したい栄養素

    口内炎のときに積極的に摂取したい栄養素をご紹介します。特に意識したいのがビタミンですが、中でもビタミンB1・B2・B6といったビタミンB群が口内炎の改善に役立ちます。

    ビタミンB1を含む食材

    豚肉、ほうれん草、玄米、大豆・枝豆などの豆類 など

    ビタミンB2を含む食材

    牛乳、牛・鶏・豚のレバー、アーモンド、卵 など

    ビタミンB6を含む食材

    バナナ、牛・鶏・豚のレバー、まぐろ、かつお など

    口内炎のときに注意したい飲み物

    熱すぎるもの、冷たすぎるもの

    熱すぎたり冷たすぎる飲み物は、患部を刺激してしまうため控えましょう。暑い時期でも氷は入れないようにして、冷たすぎない程度にして飲むといいでしょう。寒い時期であれば、人肌くらいに温めた飲み物を飲むようにしましょう。

    砂糖が入っているもの

    砂糖の入ったジュースなどの飲み物は口内炎にはよくありません。砂糖は口内炎の回復に必要なビタミンの消費量が多いので、改善を遅らせる原因になりやすいのです。特にジュース類は砂糖の含有量が多いので、できるだけ避けるようにしましょう。

    強いカフェインを含むもの

    コーヒーなどは強いカフェインが含まれます。実際に飲んでみても、しみたり痛みを感じたりすることは少ないかもしれません。しかし実は、コーヒーのカフェインも粘膜の刺激になり、炎症を悪化させる可能性があります。眠気覚ましなどでカフェインがとりたい場合でも、できるだけ含有量が少なめのお茶などを選ぶようにして、粘膜を刺激しないように注意しましょう。

    水分不足に注意

    口内炎になると、しみる痛みから水分の摂取を控えがちになります。脱水症状にならないように、できるだけ口内炎でも水分を摂取するように意識してください。口の乾燥はさらに口内炎を悪化させる可能性もありますので、水分摂取は積極的にするべきです。しみる場合には、常温に近い水など刺激の少ない飲み物を選ぶのがおすすめです。

    まとめ

    口内炎になると、痛みで憂うつになりますよね。しかし、飲み物から適切な栄養をとることで予防や改善に期待ができます。口内炎になると、しみたり痛んだりと不快な思いをしがちです。そんな思いをしなくてもいいように、極力痛みを減らすための知識を日頃から身につけておきましょう。

    また、ひどい口内炎の場合は、歯医者さんへ行くことも忘れないでください。また、飲み物はあくまで補助的なものなので、それによって治るというわけではないことも心得てください。

    鄭 尚賢顧問監修

    2005年  東京歯科大学卒業
    2005年~ ドルフィン歯科(千葉県佐倉市)勤務
    2007年  駿河台下デンタルオフィス開業(東京都千代田区)
    2008年  アイボリー歯科クリニック開業(東京都八王子市)
    2010年  医療法人社団パーフェクトスマイル設立
    2014年  三鷹駅前デンタルオフィス開業(東京都三鷹市)
    2016年  荻窪駅前デンタルオフィス開業(東京都杉並区)
    現在に至る

    執筆者:歯の教科書 編集部

    執筆者:歯の教科書 編集部

    歯の教科書では、読者の方々のお口・歯に関する“お悩みサポートコラム”を掲載しています。症状や原因、治療内容などに関する医学的コンテンツは、歯科医師ら医療専門家に確認をとっています。

    ページトップへ