研磨剤なしのおすすめの歯磨き粉は?子どもの歯への影響も解説

    研磨剤なしのおすすめの歯磨き粉は?子どもの歯への影響も解説

    子どもの小さくてきれいな白い歯。歯磨き粉を使って歯磨きをするようになった今、その大事な歯を研磨剤で傷めてはいないかと心配になりませんか?歯磨き粉に含まれている研磨剤にはどのような特性があり、また、子どもの歯にどのような影響があるのでしょうか。

    この記事では、研磨剤入りの歯磨き粉を使うメリット・デメリットや、研磨剤入りの歯磨き粉に対して抵抗のある人でも使いやすい研磨剤なしの歯磨き粉のおすすめをご紹介していきます。心配することなく歯磨きをするためにも、ぜひ参考にしてみてください。

    この記事の目次

    研磨剤が歯に与える影響とは?

    白くて美しい歯には誰もが憧れ、そうなりたいと願うもの。そのために研磨剤入りの歯磨き粉を使って歯を磨くのですが、研磨剤と聞くと、歯の表面が少しずつ削られていくような想像をしてしまいませんか?

    はたして、研磨剤入りの歯磨き粉は歯にいいのか?ここでは研磨剤について考察してみます。

    研磨剤の成分と特徴

    研磨剤とは、歯の表面にあるエナメル質の部分に付着した汚れや着色を落とすことを目的とした、歯磨き粉には昔からよく使われている成分のことです。歯磨き粉のパッケージにある成分表示を見ると「研磨剤」あるいは「清掃剤」と明記してあります。

    歯磨き粉の種類によってもまちまちですが、主なものとして「歯磨用リン酸水素ナトリウム」「炭酸カルシウム」「重層炭酸カルシウム」などがあげられます。

    研磨剤入りの歯磨き粉を使うメリット

    研磨剤入りの歯磨き粉を使うメリットは、歯ブラシで磨くだけでは落としきれない汚れを取り除き、歯の表面の着色などを薄く削り去るので、歯が白くなったかのように見えることです。よく耳にするステインという歯に付いた汚れや、タバコのヤニを取るとして、昔から販売されてきました。

    特にタバコのヤニは直接歯に着いてしまう頑固な汚れの代表ですが、これを落とすことができる研磨剤とは、どれだけ強力か想像できますよね。

    研磨剤入りの歯磨き粉を使うデメリット

    逆にデメリットとして、その強力な研磨力ゆえに歯の表面のエナメル質部分を削り、かえって汚れがつきやすい状態にしてしまうので、虫歯や知覚過敏の原因になり得ることがあげられます。

    研磨剤が子どもの歯に与える影響

    子どもの歯の質は、やわらかくてデリケートです。それゆえに硬いタイプの研磨剤が入った歯磨き粉で磨くと、歯の表面だけではなく、歯茎まで傷めてしまう可能性があります。せっかく生えてきた大事な歯を、やさしく守っていきたいという思いから、子どものための歯磨き粉として「研磨剤なしの歯磨き粉」を選ぶ人も多いようです。

    【子ども向け】おすすめの歯磨き粉3選

    ひとりで磨けるお子さんや、仕上げ磨きに使いたいお母さんなど、用途はいろいろですが、デリケートな子どもの歯を守るために使いたい「研磨剤なしの歯磨き粉」。歯や歯茎を傷つけないのはもちろんですが、口に入れても問題ないもので作られていることを基準にする人にもおすすめできる、歯磨き粉をご紹介します。

    研磨剤不使用の歯磨き粉

    歯の生えはじめから10代以降の幅広い世代で使える研磨剤なしの歯磨き粉。1歳~6歳くらいまではバナナフレーバーのものを使うなど、年齢によってフレーバーを変えている面白い商品もあります。フッ素滞留性が高まり、ソフトジェルが口の中のすみずみまでフッ素を広げてくれるのも虫歯予防に嬉しいですね。

    低研磨の歯磨き粉

    色の濃い食べ物や飲み物を好むお子さんは着色汚れがつきやすくなります。着色汚れが気になる場合は、低研磨やソフト研磨と記載があるもので磨きましょう。フレーバーも子どもが好む香味がいくつかあり、パッケージも子供が喜ぶように工夫されている商品も多いです。

    ハイドロキシアパタイト配合の歯磨き粉

    原則、歯科医院用の商品ですが、ネットショップで購入可能な商品です。ナノ粒子レベルのハイドロキシアパタイトを多く配合しています。エナメル質を修復し、丈夫な歯にしてくれるのがうれしいです。香味もお子様が喜ぶ、さわやかなマスカット味があります。

    【大人向け】おすすめの歯磨き粉4選

    研磨剤入りの歯磨き粉に対して抵抗のある大人の方でも使いやすい「研磨剤なしの歯磨き粉」が歯科医院や薬局、ドラッグストアなどで販売されています。歯を傷つける心配がありませんし、おだやかな使い心地なので、歯茎や口の中に炎症があっても使いやすいのが特徴です。

    自らのブラッシングで歯の美しさを保ちたい人や、もともとの歯の美しさを維持したい人、歯茎をはじめ、口腔内の健康を考える人など、研磨剤に頼らない歯磨きをしたい人それぞれの目的に合わせた研磨剤なしの歯磨き粉が数多くあります。その中からいくつか歯磨き粉をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

    汚れを吸着して落とす歯磨き粉

    薬用ハイドロキシアパタイトという成分には、汚れを吸着して落とす作用があります。さらに、フッ素を使わずに初期のむし歯を再石灰化する働きもあります。またそれだけでなく、歯の表面の細かい傷を修復するので、歯がもともと持っていた輝きを取り戻し、白い美しい歯へと近づけてくれる、とても嬉しい商品が開発され販売されています。

    研磨剤と発泡剤なしのジェルタイプ歯磨き粉

    研磨剤と発泡剤を含んでいないジェルタイプの歯磨き剤は、ふだん使う歯磨き粉と同じく歯ブラシに取って歯磨きに使用できますし、フッ素コート剤としても使えるところが大きな特徴です。泡が立たないのでじっくりとブラッシングしたい人におすすめしたい商品です。

    化学物質に配慮した歯磨き粉

    合成界面活性剤やサッカリン、防腐剤などの化学物質を使用しておらず、矯味剤や甘味料の品質も配慮されている、研磨剤なしの歯磨き粉があります。泡立ちが少ないのでしっかりとブラッシングができ、歯磨きをした直後に物を食べても味が変わらないのが良い点です。心置きなく口に入れられるものを選びたい人におすすめできる商品となっています。

    歯周病予防もしたい人向けの歯磨き粉

    歯周病が気になる人におすすめの、歯槽膿漏を防ぐ天然植物の成分を5種類配合した研磨剤なしの歯磨き粉があります。甘草由来成分のβ-グリチルレチン酸が炎症を抑える働きをし、ヒノキチオールによる殺菌作用で、口腔内を清潔に保ちます。

    まとめ

    研磨剤入りの歯磨き粉は、歯を白くきれいに見せてくれる半面、歯の表面を傷つけている心配があります。研磨剤なしの歯磨き粉を使い、丁寧なブラッシングを心がけることで、デリケートな子どものお口の中の健康を目指すことは十分可能です。

    研磨剤なしの歯磨き粉は汚れを落とす力が弱いので、着色汚れが気になった時には研磨剤の歯磨き粉を使ったり、歯科医院でホワイトニングをしたりと、ご自分に合った使い分けをしてみてください。

    中村達哉 先生監修
    経歴

    2000年 横浜歯科技術専門学校 卒業
    2000~2003年 横浜市内歯科医院院内ラボ 勤務
    2010年 鶴見大学歯学部 卒業
    2010年 鶴見大学歯学部附属病院 勤務
    2011年 ランドマーク歯科三島 勤務
    2013年 スカイビル歯科 勤務
    2015年 大和駅前歯科 継承開院
    現在に至る

    執筆者:歯の教科書 編集部

    執筆者:歯の教科書 編集部

    歯の教科書では、読者の方々のお口・歯に関する“お悩みサポートコラム”を掲載しています。症状や原因、治療内容などに関する医学的コンテンツは、歯科医師ら医療専門家に確認をとっています。

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