歯科医師 田中 茂之先生(たなか歯科医院|埼玉県吉川市)インタビュー

    たなか歯科医院
    田中 茂之院長

    2002年に開院した吉川市のたなか歯科医院は、入れ歯やかぶせ物の治療を得意とする田中 茂之先生が院長を務めます。

    「私が目指すゴールは、患者さまに笑顔を提供することです」と話す田中先生は、長年地域に根差して歯科医療に従事されています。

    この記事では田中先生が診療において大切にしていること、得意な治療について詳しくお伺いし、そのお人柄に迫ります。

    治療にともなう痛み・不安を抑え、患者さまに笑顔になっていただけるような歯科医療の提供に努めます

    歯の教科書 編集部
    診療のモットー、日ごろから大切にしていることを教えてください
    田中 茂之先生
    患者さまに笑顔を提供できるような治療を心がけています。

    虫歯などの歯の病気は放置していても自然治癒するものではありません。しかしながら患者さまの多くは痛みが出てからでないと歯科医院を受診されません。

    そうした痛みやお悩みを取り除き、歯科医院に対する恐怖心を拭えるようなわかりやすいご説明に努め、治療後には患者さまに笑顔になっていただけるような歯科医院を目指しています。

    歯の教科書 編集部
    治療時の痛みを抑えるために工夫していることはありますか?
    田中 茂之先生
    特に痛みが苦手という患者さまには、麻酔注射の前に「表面麻酔」を使用しています。これは歯茎に直接塗布する麻酔で、歯茎表面の感覚を鈍らせ、注射が刺さる痛みを軽減します。

    注射器は手振れが少なく、麻酔を注入するスピード・圧力を一定に保つことができる「電動麻酔器」を採用しています。

    そのほかにも注射針に33ゲージ(外径約0・2ミリメートル)という細いものを使用する、麻酔液を人肌程度に温めるなど、できる限り痛みを抑えられるよう工夫しています。

    歯の教科書 編集部
    歯科医師になったきっかけを教えてください
    田中 茂之先生
    私の父も歯科医師だったからです。父は神戸で開業していたのですが、京都や姫路など遠方からも患者さまがいらしていました。

    1時間以上もかけて父の治療を受けに来ている患者さまを見て、「自分もこんなふうに頼られる存在になりたい」と思ったのが、歯科医師を志したきっかけですね。

    歯科医師となって30年以上ですが、やはり患者さまの笑顔を見るとこの仕事のやりがいを感じます。

    歯の教科書 編集部
    力を入れて学んで来たこと、得意な診療を教えてください
    田中 茂之先生
    入れ歯やかぶせ物を取り扱う「補綴(ほてつ)」という分野は特に力を入れて学んでまいりました。

    かぶせ物は削られて本来の形を失った歯を補う治療、また入れ歯は歯自身を失い欠損してしまった個所の修復をする分野です。

    しっかりと噛めることはもちろんですが、見た目にも支障のない治療、患者さまにお喜びいただける治療を目指し、日々研さんを積んでいます。

    歯の教科書 編集部
    環境面でこだわっていることはありますか?
    田中 茂之先生
    歯科医院という環境は緊張が高まってしまうと思います。少しでも不安な気持ちを抑えられるよう、衛生管理には力を入れて取り組んでいます。

    診療室の換気を行う、診療ユニットを患者さまが入れ替わるごとに除菌するといった当たり前のことはもちろん、治療中に発生する飛沫が診療室内に飛散しないよう、口腔外バキュームと空気清浄機を稼働させるなど、よりクリーンな環境づくりに努めています。

    田中 茂之先生の経歴

    1985年 城西歯科大学(現 明海大学歯学部)卒業
    1985年 城西歯科大学(現 明海大学歯学部) 勤務
    2002年 たなか歯科医院 開業
    現在に至る

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    執筆者:歯の教科書 編集部

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