歯周病

歯茎から血が出た!!出血が起こる8つの原因と4つの対処法

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歯を磨いていたら、歯茎から血が出る…原因がわからないと、不安ですよね。歯茎が腫れている、歯茎から血が出るなどの症状は、歯周病の可能性があります。歯茎から血が出る場合の90%以上は歯周病が原因であり、一時的に血が出たのであれば、歯周病の初期状態である歯肉炎の可能性が高いです。

歯肉炎は、毎日の歯磨きをしっかり行うだけでも治す事が可能です。しかし、頻繁に歯茎から血が出るのであれば、歯周炎や歯槽膿漏の危険性があります。

歯周病は悪化してしまうと、歯が抜けてしまうだけでなく、肺炎や癌、脳卒中などの怖い病気を伴うことがあります。今回の記事では、歯周病の原因を理解していただき、すぐに出来る簡単な対処法について紹介致します。ぜひ参考にしてください。

1.歯茎から血が出る8つの原因

1-1 歯茎から出血の90%以上は歯周病

歯肉炎の原因

歯茎から血が出る原因の90%以上は歯周病です。日本人の成人の80%は歯周病を発症していると予想されていて、多くの人が歯周病の初期状態に当たる歯肉炎になっています。

歯磨きを怠ると、汚れが歯と歯茎の間に溜まり、細菌が歯茎に進入してこないように、白血球が集まります。白血球が集まり、赤く腫れると、歯ブラシで擦ったときに歯茎から血が出るのです。歯肉炎の症状として、主に3つ特徴があります。

◆歯肉炎の特徴

・歯茎から血が出る
・歯茎が赤紫色になる
・口臭が強くなる

上記のような、症状が出ているのであれば、歯肉炎の可能性が高いです。歯肉炎の治し方は、自宅での歯磨きで9割以上治す事ができますので、毎日のデンタルケアは怠らないようにしましょう。

歯肉炎の治し方に関して詳しくは「歯肉炎には丁寧な歯磨き!今すぐ始められる歯肉炎の治し方」を参考にしてください

1-2 歯周病以外での血が出る7つの原因

①ホルモンバランスの変化

更年期障害や妊娠など、ホルモンバランスに変化が起こると歯茎から血が出やすくなります。女性ホルモンは体の働きと深い関係があり、ホルモンバランスの変化は歯茎への血流が増加することがあります。ホルモンバランスが変化している時は、歯周病の方が増加する傾向があるので、毎日の歯磨きは怠らないようにしましょう。

②ゴシゴシ磨きで歯茎を傷付けている

歯を磨く力が強すぎて、歯茎から血が出ているのかもしれません。口内は敏感なので、歯茎が腫れていなくても、硬い歯ブラシや強すぎる力でのブラッシングは出血を引き起こします。歯ブラシの圧力は100g~200g程度が良いです。

③薬が原因で歯茎から血が出る

抗凝固剤や降圧剤などは、出血の原因となる場合があります。降圧剤は歯茎を厚くするので、歯周ポケットが深くなる事により、汚れが取りにくくなります。そうなると、歯茎が腫れて、出血を起こす原因になるのです。また、抗凝固剤は、血の流れを良くする薬ですので、出血が止まりにくくなります。

④ドライマウスが原因

ドライマウスとは、唾液量が減少して、口内が乾燥してしまう状態の事をいいます。唾液量の分泌が減少すると、汚れを洗い出してくれないので、食べカスが残り、歯茎が腫れて出血を起こします。

ドライマウスの原因には、薬の副作用、生活習慣、ストレスなどがあげられます。ドライマウスを治すには、飲んでいる薬を見直したり、よく噛んで食事をする事が効果的です。

⑤タバコが原因

タバコは毛細血管を収縮させるので、血流が悪くなり、内側の歯茎が腫れやすくなります。歯茎が腫れている状態は、出血しやすいので、禁煙すれば改善するでしょう。

⑥歯ぎしりや噛み合わせが原因

歯ぎしりがひどいことや、噛み合わせが悪いと、歯が揺れて歯茎が炎症を起こします。炎症を抑えるには、噛み合わせ治療やマウスピースなどが有効です。

⑦病気が原因

歯茎から出血しやすくなる原因として、糖尿病や白血病、心臓病や癌などの兆候の可能性もあります。ほとんどの場合は、歯周病が原因での出血ですが、心配であるならば、病院で検査をしましょう。

2.歯茎からの血を止める4つの方法

2-1 歯周病に効果的な研磨剤が含まれていない歯磨き粉を使う

研磨剤が含まれていない歯磨き粉は、歯茎が腫れている、歯茎から血が出るなどの症状の方におすすめです。ジェル状の歯磨き粉は、口内に浸透しやすく、研磨剤が含まれていないため、歯を傷付ける心配がありません。

もちろん、虫歯予防にも効果はあり、塩酸クロルヘキシジンが高い殺菌力で口内を清潔に保ち、フッ素の力で歯をコーティングします。泡立ちが少ないので、歯磨きもしやすく、値段は1000円程度のものがあります。

2-2 スクラビング法で歯を磨く

スクラビング法

毎日の歯磨きをスクラビング法というやり方にかえるだけで、歯肉炎を治すのに有効です。ストロークを横にするのではなく、小刻みに振動させるイメージで磨きましょう。歯と歯茎の間に汚れが溜まると、歯茎が炎症を起こしてしまいますので、汚れを残さないようにする事が重要です。

◆スクラビング法のポイント

・歯ブラシを直角にして歯茎に当てる

・振動させて歯を磨くイメージ(2~3ミリ)

・歯の裏側は直角に当てるのが難しい場合は45度

2-3 歯ブラシを軟らかいタイプの物にかえる

歯ブラシの硬さ

歯茎から血が出る場合は、炎症を起こしている可能性が高いので、刺激しないように軟らかい毛先の歯ブラシを使いましょう。硬い歯ブラシでゴシゴシと磨くと、痛みが伴い、出血もひどくなります。軟らかい歯ブラシで、マッサージするように優しく磨いてもらい、歯磨きを怠らなければ、2~3週間程度で効果が出てくるでしょう。

2-4 デンタルフロスで落としにくい汚れを取り除く

デンタルフロス
歯と歯の間は汚れが溜まりやすく、歯ブラシだけだと落としづらいので、デンタルフロスを使うと効果的です。無理に歯茎に入れると、出血する事がありますので、注意しましょう。

デンタルフロスの使い方に関しては「初めて使う方は必ず見て下さい、デンタルフロスの正しい使い方」を参考にしてください

3.歯医者さんでの歯周病治療

3-1 軽度の場合

◆保険内でのクリーニング

歯周病を治療するには、口内を清潔に保つ事が必要です。歯医者さんでクリーニングをすることによって、歯に付着した歯石を除去する事が出来ます。保険内のクリーニングであれば、平均3~4回程度通わなければならないので、時間が掛かります。費用は3000円程度になります。

◆自費治療のPMTC

自費治療のクリーニングでPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)というのがあります。歯科衛生士が特別な機器を使って歯のクリーニングを行い、歯を綺麗にするだけではなく、虫歯や歯周病予防にも効果的です。費用は自費治療なので違いがあり、約5.000~30.000円程度になります。

クリーニングの費用に関して詳しくは「歯とお口の健康を守る歯石除去の費用、実は意外と安かった!」を参考にしてください

3-2 歯周病が重度の場合

◆歯周外科治療(フラップ手術)

歯周病の外科治療(フラップ手術)とは、歯茎の入り口から取る事ができない奥まで歯石が付着した歯石を、麻酔をして歯茎を開き、取り除く方法です。手術時間は約1時間程度になり、術後には感染予防の為に抗生物質や痛みを抑える為に痛み止めを処方されます。費用は3割負担の方で、約10.000円程度になります。

4.歯周病を放置する危険性

歯周病のセルフチェック

歯茎から血が出たという事であれば、初期状態の歯肉炎の可能性が高いです。歯肉炎は、毎日の歯磨きで治すことが出来ます。しかし、歯肉炎がどんどん悪化して歯槽膿漏になってしまうと、歯が抜けてしまう可能性もあるのです。

また、歯周病を放置し続けると、スカスカになった顎の骨からばい菌が入り、血液が心臓や脳に回ると、心筋梗塞や脳卒中の危険性があるのです。自分の状態をセルフチェックするには「もしかして歯周病?悪化を防ぐチェック方法」を参考にしてください。

5.まとめ

歯茎から血が出る原因の90%以上は歯周病です。一時的に血が出たのであれば、初期状態の歯肉炎の可能性が高いので、毎日の歯ブラシで治すことが出来ます。しかし、頻繁に出血が起きる、歯がぐらぐらするなどの場合は、症状が悪化した状態です。必ず歯医者さんへ行くようにしましょう。

歯茎からの出血に関して、歯医者さんの回答も参考にしてみてください。

『歯茎から血の回答を見る』

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