宮崎市島之内に位置するかわの歯科。「患者さんといつまでも付き合っていきたい」という思いで、治療品質や環境を整えています。
院内はバリアフリー設計で、車いすやベビーカーを押したまま診療室に入ることができます。また天井が高く広々とした開放感のある待合室も特徴的。
コミュニケーションを大切に患者さんに寄り添う院長の河野先生に、歯科医師としてのこだわりや思いを伺いました。
患者さんと末永いお付き合いを。生活背景も考慮し寄り添った診療に努めています
歯の教科書 編集部
診療のモットーや方針をお聞かせください
河野 雅俊先生
患者さんと末永くお付き合いをしたい、そう思って品質や環境を整えています。
初診時は緊急性がなければ、1時間ほどかけて診断・診査を行います。治療の責任を持つためにも、患者さんのことをしっかりと理解することが必要だと考えているためです。
初診時は緊急性がなければ、1時間ほどかけて診断・診査を行います。治療の責任を持つためにも、患者さんのことをしっかりと理解することが必要だと考えているためです。
お口に関すること以外にも、持病や服用している薬、過去に歯科医院でつらい経験をしたかなど精神的な部分もヒアリングします。そして概要を踏まえたうえで、二回目の時に検査結果と併せて治療計画を提案しています。
「いつまでに終わらせたい」「何曜日は受診できない」などのライフスタイルも考慮いたしますので、気兼ねなくご相談ください。
治療提案の際には詳しく説明し、最終的には患者さん自身に選択していただく方針です。患者さんが選んだ選択肢に対し、私たちは全力で取り組みます。
歯の教科書 編集部
やりがいを感じるのはどのような瞬間ですか?
河野 雅俊先生
やはり患者さんによろこんでもらえた時ですね。以前、交通事故に遭い不定愁訴で半年くらい苦しんでいた方が来院されました。その方にマウスピース治療を提案し嚙み合わせを正したところ、痛みが落ち着いたと喜んでくださり、私も嬉しかったです。
歯の教科書 編集部
力を入れて学んできた分野を教えてください
河野 雅俊先生
嚙み合わせと顎関節症について研究し、博士まで取得しております。顎の動きと嚙み合わせで顎関節症が生じるのか、などという内容を、統計をもとに研究してきました。とても大変でしたが、これは現在の治療のベースにもなっています。
これから力を入れていきたいのは、予防や再生療法です。虫歯や歯周病などのトラブルで失った組織を修復することで、お口の健康を守れる幅が広がるためです。
歯の教科書 編集部
子どもの治療で配慮していることはありますか?
河野 雅俊先生
怖がる子どもに無理に治療することはありません。遊びに来るだけでもいいと伝えています。まずは場の雰囲気に慣れるよう、いろいろな器具を触って遊んだり、診療台に座ったりします。慣れてきたらお口を開けてみましょう。家でもお口を開ける練習をするとよりスムーズかと思います。
また診療台の横にベンチがあるので、家族が見守り応援することもできます。子供用のモニターでは歯について学べるアニメを流し、楽しく通えるよう工夫しています。
河野 雅俊先生の経歴
2000年 岩手医科大学歯学部 卒業
2005年 宮崎大学 勤務
2008年 医療法人雅会 かわの歯科 開業
現在に至る
かわの歯科を掲載している記事
執筆者:
歯の教科書では、読者の方々のお口・歯に関する“お悩みサポートコラム”を掲載しています。症状や原因、治療内容などに関する医学的コンテンツは、歯科医師ら医療専門家に確認をとっています。