デンタルグッズ

初めて使う方は必ず見て下さい、デンタルフロスの正しい使い方

デンタルフロスの正しい使い方
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

119,909view

『デンタルフロスを使うように!』と歯医者さんに指示を受ける方は多いです。ただ、使い始めようと思っても、なんとなくの使い方は分かりますが、正しい使い方を知らないままで、使っているケースが多々あります。この記事では、デンタルフロスの正しい使い方を記載します。正しく使えていないと、歯垢が落としきれていません。歯垢を落とせていると思い込んで、使っているのが一番危険です。これを機会にデンタルフロスの使い方を覚え、お口の中の健康を高めましょう。

1.デンタルフロス、糸巻きタイプの使い方

デンタルフロスにはそれぞれ、2種類があります。糸巻きタイプとホルダータイプです。まずは、糸巻きタイプの使い方からお伝えします。

1-1糸巻きタイプ  下準備

糸巻きタイプのデンタルフロスは、下準備をしないといけません。始めに使う分だけ切る必要があります。1回分の長さは、指先からひじまでの長さ(約40cm)で切ります。

デンタルフロスの下準備

次に、切ったデンタルフロスを片方の中指に2~3回巻きつけます。

デンタルフロスの巻き方

巻きつけた後、もう片方の中指に残りの部分を外れないように巻きつけます。

デンタルフロスの間隔

両手の間隔が10~15cmくらいに調節します。女性の場合は10cmくらいがおすすめです。

デンタルフロスの持ち方

両手の親指と人差し指でつまんで、デンタルフロスをピンとはってから操作します。両指は1~2cm離してください。これで、糸巻きタイプの下準備は完了です。下準備が完了したら、次は使う場所による糸の持ち方をお伝えします。

1-2糸巻きタイプ  使う場所によるデンタルフロスの持ち方

糸巻きタイプは上下の前歯・奥歯で、それぞれ糸の持ち方が変わります。順を追って、記載していきます。

◆上の前歯の持ち方

上の前歯には、デンタルフロスを親指と人差し指で、上向きに押さえます。

デンタルフロスの上の前歯への持ち方

◆上の奥歯の持ち方

上の奥歯には、デンタルフロスを両手の人差し指で上向きに押さえます。

デンタルフロスの上の奥歯への使い方

◆下の前歯・奥歯の持ち方

下の前歯・奥歯には、デンタルフロスを両手の人差し指で下向きに押さえます。

デンタルフロスの下の奥歯の持ち方

1-3糸巻きタイプ  デンタルフロスの入れ方

◆上の歯へのデンタルフロスの入れ方

上の歯への入れ方は、片方の手の指を歯の外側に、もう片方の指は歯の内側に入れます。歯と歯の間に斜めに滑らせながら、前後にゆっくり動かし、歯茎の下あたりまでゆっくりと引き下げます。この時、糸をピンと張っていなかったり、力まかせに無理に挿入してしまったりすると、歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。

デンタルフロスの上の歯への入れ方

◆下の歯へのデンタルフロスの入れ方

下の歯への入れ方は、片方の手の指を歯の外側に、もう片方の指は歯の内側に入れます。歯と歯の間に斜めに滑らせながら、前後にゆっくり動かし、歯茎の下あたりまでゆっくりと引き下げます。上の歯と同じように、この時、糸をピンと張っていなかったり、力まかせに無理に挿入してしまったりすると、歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。

デンタルフロスの下の歯への入れ方

1-4糸巻きタイプ  歯の掃除の仕方

◆デンタルフロスの入れ方

デンタルフロスを歯の側面をこするようにして、上下に数回動かし、歯の側面を清掃します。同じことを隣の歯の側面でも行って歯垢をとりましょう。

デンタルフロスの掃除の仕方

◆デンタルフロスの抜き方

デンタルフロスを入れた時と逆になるよう、ゆっくりと抜いてください。もしうまく抜けない場合は、力任せに外そうとはせずに、片方の指からフロスをはずして、ゆっくりと前から引き抜いてください。

◆1つの歯を掃除し終え、次の歯を掃除するとき

1つの歯を掃除し終え、次の歯を清掃するときは、使用した部分をずらして、新しい部分で同じ操作を繰り返してください。

デンタルフロスの使い方 使用した部分について

2.デンタルフロス、ホルダータイプの使い方

2-1ホルダータイプ  デンタルフロスの下準備

ホルダータイプのデンタルフロスは箱から出すだけで、下準備は完了です。糸巻きタイプと比べると、準備に関しては、非常に楽です。デンタルフロスの習慣の無い方には、ホルダータイプの使用をおすすめします。

デンタルフロス ホルダータイプの下準備

2-2ホルダータイプ  デンタルフロスの持ち方

ホルダータイプの正しい持ち方は、図のように、デンタルフロスの前方を持つようにしましょう。持ち手の後方を持ってしまうと、動きが大きくなり、歯茎を傷付ける可能性があるからです。

デンタルフロス ホルダータイプの持ち方

2-3ホルダータイプ デンタルフロスの入れ方

まず、デンタルフロスを歯と歯の間に当てます。いきなり力任せに入れるのではなく、1度当ててからゆっくりと入れていきます。ゆっくりと入れるのは、歯茎を傷つけないようにするためです。

デンタルフロス ホルダータイプの使い方

デンタルフロスを歯と歯の間にゆっくりと、横に動かしながら入れていきます。

デンタルフロス ホルダータイプの動かし方

デンタルフロスを歯の側面に当てて、上下に動かし歯垢を落とします。歯の根元まで、入れて歯垢を落としきります。片方の側面を掃除し終えたら、もう一方も掃除します。

デンタルフロス ホルダータイプの抜き方

デンタルフロスを歯の間から、抜き出す時は、横に動かしながらゆっくり抜き出します。

2-4ホルダータイプ  歯の掃除の仕方

デンタルフロスで掃除をする時に、気をつけて欲しいことは、力まかせに挿入しないことです。歯と歯の接している部分(コンタクトポイント)を通す時は、少しきつく感じる場合があります。しかし、力まかせに挿入すると歯茎を傷つけるので注意しましょう。勢いよく入れると歯茎が傷ついてしまいます。ゆっくり横に動かしながら入れます

デンタルフロス コンタクトポイントの説明

デンタルフロスの糸を歯と歯茎の間にすんなりと入るところまで入れ、歯垢を落とします。デンタルフロスについた汚れは、その都度水で洗い流すか、ふき取るかして、次の歯を清掃しましょう。使用後のデンタルフロスを拡大してみると、こんなに歯垢がついています。

デンタルフロス 汚れの付き方

むし歯や歯周病になりやすい「歯と歯の間」は重点的にキレイにしましょう。デンタルフロスは毎日継続して使うと効果的です。

3.デンタルフロスでよくある疑問

3-1デンタルフロスはいつ使ったらいいの?

デンタルフロスを使うタイミングとしては、一般的には歯ブラシでのブラッシング後をおすすめしています。ブラッシング前に行った場合、汚れを歯の間に押し込んでしまうことがあるからです。また、デンタルフロスを行う時間帯は朝昼夜の中だと、夜の寝る前がおすすめです。夜の寝ているときに、一番細菌が繁殖するので、寝る前に汚れを落としましょう。

3-2デンタルフロス歯に引っかかった時はどうしたらいいの?

デンタルフロスを行っていて、糸が引っかかったときは、ゆっくりと抜きましょう。詰め物が取れかかっている場合があります。また、毎回同じ箇所で引っかかる場合は、虫歯の恐れもあります。どちらの場合にせよ、悪くなる前に、歯医者さんへ相談に行くのが良いでしょう。

3-3デンタフロスを行っていて、出血するけど、大丈夫?

デンタルフロスを使い始めた頃は出血するものです。毎日の使用していくことで、次第に出血が少なくなってきます。2週間ほど、毎日使い続けても血が出る場合は、歯茎に炎症や異常があることがあります。その場合は、悪くなる前に歯医者さんへ相談に行くのが良いでしょう。

3-4デンタルフロスは使い捨て?

デンタルフロスは使い捨てです。衛生上、毎回新しいものを使用するようにしてください。

4.デンタルフロスと歯間ブラシの違いに関して

デンタルフロスと似た商品で、歯垢ブラシがあります。使う目的が違うので、全く別のものになります。デンタルフロスは歯の間の汚れを取る、虫歯予防の商品です。歯間ブラシは、歯と歯肉の間の汚れを取る、歯周病予防の商品です。

◆デンタルフロスと歯間ブラシ、それぞれの使用目的

・デンタルフロスの使用目的は 『虫歯予防』

・歯間ブラシの使用目的は 『歯周病予防』

歯間ブラシは、歯の状況に応じて、それぞれに合わせて使うものです。ですので、使い方を誤りやすいです。歯間ブラシは使い方を誤ると、歯茎を傷つけてしまうので、歯医者さんから勧められてから使うことをおすすめします。主に30代後半の方で、歯肉が下がってきた人が歯間ブラシを使うことを勧められます。歯間ブラシには個人個人の歯にあった使用法があります。自己流で行っても充分な効果が期待できないので、歯医者さんに相談してから使用するようにしましょう。

5.まとめ

・デンタルフロスの使い方を、種類別 (糸巻きタイプ、ホルダータイプ) とそれぞれ記載しました。

・デンタルフロスは歯茎を傷つけないように、ゆっくりと使いましょう。

・歯間ブラシは使い方を誤ると歯茎を傷つけてしまうため、歯医者さんの説明を受けて自分に合った使い方をしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加