歯の異変

歯痛と頭痛が同時期に発生した場合の原因とすぐにできる対策

歯 頭痛

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一言に頭痛と言ってもその原因はさまざまで、もしかしたら歯痛が関連している可能性もあります。その頭痛が、本当に歯痛が原因で起こっている頭痛なのか、この記事では、歯痛と頭痛が同時期に発生した場合に考えられる3つの原因を紹介していきます。

また、歯痛が原因の頭痛をすぐに改善するための対策法についても紹介していきます。ぜひ最後まで読んでみてください。

1.歯痛と頭痛が同時期に発生したら疑う3つの原因

「虫歯が痛いなぁ」と思っていたら、頭痛にまで発展してしまった事はありませんか?

頭痛は、体調不良になった時に起こるサインのようなものです。そのため、お口の中では虫歯だけに限らず、親知らずや歯ぎしりによっても頭痛が起こります。

1-1 虫歯由来の痛み

虫歯が神経まで達してしまうと、痛みが強くなります。あまりにも痛みが強い場合には、神経を伝わり、頭痛に発展する事があります。

この場合、どの歯が原因になっているかを特定し、歯医者さんで神経の治療をする必要があります。歯医者さんでは、レントゲンを撮れば、ある程度、原因になっている歯を特定する事ができます。

1-2 親知らず由来の痛み

親知らずの周囲に歯茎がかぶってしまうと、その中に膿が溜まりやすくなり、腫れや痛みだけでなく、口臭も引き起こしてしまいます。

この膿は、歯茎の中まで入り込み、顎の奥の方で痛みとなり、頭痛を引き起こす原因にもなります。そのため、親知らずは早めに抜歯するといいでしょう。

1-3 歯ぎしり、食いしばり由来の痛み

歯ぎしりが多い人は、噛む筋肉が緊張して、肩こりのように張ってしまいます。噛む筋肉は、頭の横につながっていて、この筋肉が緊張し続けると、頭痛の原因になります。

日中は、自分でも歯を食いしばらないように気を付けてみて下さい。ちなみに、歯ぎしりや食いしばりは、ストレスが原因だと考えらえています。ストレスを取り除くよう心掛ける事は勿論の事、歯ぎしりを強制的に止めたい方でしたら、寝る時だけマウスピースをつけるのもおすすめです。

1-4 群発頭痛による痛み

群発頭痛(ぐんぱつずつう)とは聞き慣れない言葉ですが、とても強い痛みを伴う頭痛の一つです。視床下部(ししょうかぶ)や三叉神経(さんさしんけい)に、何らかの異常が発生すると、痛みが生じやすいと言われており、ある一定の時期や時間に発生します。

その期間中には、数時間に一回から数日に一回程度の頻度で痛みが起き、数十分に渡り症状が続きます。痛む部分はどちらか一方の目の奥あたりである事が多く、痛みはとてもにぶく、強いです。それに伴い、目や鼻の神経にも影響が及ぶ事があり、その延長で、歯の痛みも発生しやすくなります。

2.歯痛由来の頭痛を感じたらやるべきこと3つ

歯痛の時の応急処置を知っていれば、病院がお休みで行けない時などでも、自分でも簡単に対処する事ができます。

2-1 鎮痛剤を飲む

歯痛は、頭痛薬などの鎮痛剤を用いると、痛みが和らぐ事があります。鎮痛剤としておすすめなのは、バファリンや正露丸、今治水などです。お子様でしたら、小児用バファリンなどを使うと安心でしょう。

その中でも、特におすすめなのが、ロキソニンです。歯が痛い時、ロキソニンはとても役立ちます。薬局で購入も可能で、歯の痛みだけではなく、頭痛やその他いろいろな痛み抑える働きがあります。歯の痛みに応急措置としてロキソニンを使うのも選択肢の一つとして良いと思います。

「ロキソニンS」

ロキソニンS

http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/index.html

2-2 歯を冷やす

頭痛の原因が虫歯であるなら、元になっている痛みを鎮めてあげればいいのです。虫歯は、歯の中の血液量が増え、神経を圧迫する事で発生します。血液量を減らすには、血流を遅くしてやればいいので、まずは冷たい水を口に含んだり、保冷剤を顔の外部から、虫歯周辺に当ててみてください。

2-3 ツボを押す

冷やしても歯痛が治まらない時は、ツボを刺激しましょう。手の甲には合谷(ごうこく)や、掌には歯痛点(しつうてん)といったツボが存在しています。

これらのツボを、少し痛いなと感じるところまで指圧したり、揉んだりします。さらに刺激を与えたいのであれば、つまようじを使って刺激するのも効果的です。

「合谷(ごうこく)」

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「歯痛点」

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3.歯痛が原因で生じるその他の症状と対応策

歯のせいで、耳や頭、目まで痛くなる事もあります。これは歯の神経が関係しているからです。歯の神経は、歯にある歯髄の中にあります。

歯髄には、神経の他に、血管も通っており、血管によって歯に栄養分が送られたり、不要物の受け取りがされているのです。歯の神経が痛む場合には、この歯髄に問題が起きたという事です。

3-1 吐き気

歯が痛い事により、ストレスが溜まり、ストレスのせいで吐き気を感じる場合もあります。また、頭痛についても、ストレスが原因であるケースは多いです。

3-2 目の痛み

歯痛と目の痛みが同時にやってくる事もあります。奥歯の痛みが、目の奥にも広がってしまっている事が考えられます。歯が原因の上顎洞炎(じょうがくどうえん)という可能性もあります。まずは歯科医院などで診察してもらいましょう。

3-3 肩こり

歯の噛み合わせが悪い場合、顎や首に変な力が働き、筋肉に常に力が入り、緊張状態になる事により、肩こりと歯痛が出てきてしまいます。

3-4 発熱

風邪やインフルエンザになると、身体には色々な症状が出てきます。例えば吐き気や喉の痛み、頭痛などの他にも、筋肉痛が手足に出たり、全身がだるくなる場合もあります。

そして、実は歯痛も、風邪やインフルエンザの症状の一つだったのです。風邪やインフルエンザになると、全身の血流が低下しやすく、歯にも十分な血流が行き渡らなくなります。

そのため、栄養分の受け渡しや、不要物の交換がスムーズにできなくなり、痛みが出てしまいます。風邪やインフルエンザで、一時的に歯が痛む場合は、熱が下がれば治ります。

3-5 副鼻腔炎

副鼻腔炎(ふくびくうえん)が原因で、歯痛が起こる事もあります。副鼻腔の一つである「上顎洞」は、上の歯に隣接しているため、炎症してしまうと、虫歯のない正常な歯でも、痛みが出てしまう事があります。

副鼻腔炎になると、階段の登り降りや、ふと顔を下に向けた時に、頬のあたりに違和感が生まれます。日常生活を送っていて身体を動かした時に、歯の根っこが響くような痛みが特徴です。

また、関連痛として、下顎の歯にも痛みが出る場合があります。歯医者さんで診てもらうと虫歯でない事も多く、レントゲンを撮って初めて、副鼻腔炎と確認できるケースも多いのです。

4.まとめ

歯痛と頭痛が同時期に起きた場合、虫歯や親知らずが原因ではないかと疑ってみてください。すぐに歯医者さんへ行けない場合は、ここで紹介した応急処置を実践してみてください。

私達の身体は、血液によって全部つながっています。お口の中のトラブルを放置してしまうと、重症になってしまう事もあるので、早めにかかりつけの歯医者さんに相談するようにしましょう。