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インビザラインの費用についての知識とおすすめの特長

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以前は成長期が終わったら歯列矯正は難しい、と言われていました。しかし今は、成人してから治療を開始できるようになっています。そのため、子供の頃は気にならなかったのに成人してから歯並びが気になり始めた、成長とともに歯並びが悪くなってきたから矯正したい、といったお悩みをお持ちであれば、一度専門医のカウンセリングを受けることをお勧めします。

そして、なかでも知っておきたいのが費用のことです。一般的に歯列矯正は高額な費用がかかりますが、治療法によってその料金はさまざまです。マウスピース矯正の一種であるインビザラインはワイヤー矯正に比べて安く、また装置が目立ちにくいため利用しやすいという特長があります。ここでは、インビザラインを用いた歯列矯正について紹介していきたいと思います。

1.インビザラインの費用についての知識

インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジーによる最先端の技術を利用したマウスピース矯正の一種です。まず歯型を取り、歯を少しずつ移動させた状態をコンピューターで3次元的にシミュレーションしてからマウスピースを作製します。

1日20時間以上の装着によって歯並びが少しずつ矯正され、次第に美しく整っていきます。装置はアライン・テクノロジー社へオーダーメイド発注するため、治療の開始までに2週間ほど時間がかかります。

1-1 種類や条件別のインビザラインの費用

インビザラインは歯科医院によって自由に料金を設定できます。これは、基本的に歯列矯正が自費診療であるためです。何らかの症状を改善するための治療ではなく、審美的な理由による治療のため保険は適用されません。

矯正箇所が歯列全体に及ぶ場合、あるいは前歯のみ、奥歯のみといった部分矯正の場合では料金が異なります。さらに比較的歪みが少なく歯列不正があまり目立たない場合は「軽度の不正」として診断されることがあり、料金が多少安くなったり、治療期間が短くなったりします。

逆に重度の不正と認められた場合、別の装置と併用することもあります。この補助装置はインビザラインの料金に含まれているケースが多いです。また、歯科医院によって毎月の調整料・マウスピースの交換料等の管理・処置に必要な料金がインビザライン矯正料金にあらかじめ含まれている場合と、別途必要な場合があります。

未成年者の料金は、10代で一律、あるいは小学生以下の場合は別料金が設けられている等、クリニックにより独自の設定がされています。第二大臼歯が生えるまではインビザライン以外の装置で整え、第二大臼歯が生えてからインビザラインを使用する、という歯科医院もあります。

費用の目安は以下の通りです。

全体矯正

¥750,000~¥1,000,000程度(10代の場合:¥400,000~)

※ただし軽度の場合は¥400,000~、抜歯の必要がある場合は¥850,000~

部分矯正

¥250,000~¥100,000程度

※前歯、小臼歯など希望する部位により料金は大きく異なる

また、その他の基本料金が別途必要です。

初診料(カウンセリング料):3,000円~

検査及び診断料:30,000円~

1-2 インビザラインは保険適用外

インビザラインは自費診療となるため、保険適用を受けることはできません。ただし、申告者および生計を一つにする配偶者および親族の年間の医療費が10万円以上の場合、医療費控除の対象になります。

そのためインビザラインにかかった医療費も申告すれば、税金の全額または一部が還付されます。なお、通院にかかる交通費もその対象となります。不明な点は税務署へ問い合わせましょう。

1-3 インビザラインを安く受ける方法

歯科医院によってはモニターを募集している場合があります。実際に治療を受けた体験談や感想がホームページや広告などが記載されることで、料金の一部が免除されます。応募に当たっては条件がありますので、モニターを希望する場合は内容をよく確認しましょう。

2.インビザラインのメリット・デメリット

目立たない、歯磨きがしやすい、といったメリットが注目されがちなインビザラインですが、デメリットもあります。特に装着し忘れると効果が現れるのが遅くなってしまいますので、自己管理が求められるという点で煩わしいとも言えるでしょう。特徴を理解したうえで、歯列矯正にインビザラインを選択するか、じっくり検討することをお勧めします。

 2-1 インビザラインのメリット

インビザラインには、以下のようなメリットがあります。

  • ワイヤー矯正に比べて痛みが軽い
  • 世界中で使用され実績も豊富なため安心感がある
  • 取り外しができる
  • 薄く目立たないため口元が気になりにくい
  • 適用できる症例が多い
  • ワイヤー矯正のような複数のパーツを組み合わせたものではなく、一つの装置で上あご・下あごをカバーできるので管理がしやすい
  • 通院は1~3か月に1回程度と比較的少なくて済む

あわせて、インビザラインの大きな特長として使いやすさ、見た目の良さ、実績の豊富さが挙げられます。

2-2 インビザラインのデメリット

インビザラインにはメリットがあるのに対し、下記のようなデメリットもあります。

  • マウスピース矯正の中では料金が高い
  • 10日~2週間程度で交換しなければならず時間の管理が必要
  • 装置はアメリカのアライン・テクノロジー社が制作するため、治療を開始するまでに2週間ほど時間がかかる
  • 1日20時間以上の装着が必要
  • 症例によっては使用できない
  • 永久歯(第二大臼歯)までが生えそろっていない子供には使用できない

特に、お金と時間がかかる点がデメリットと言えるでしょう。メンテナンスのたびに費用が掛かるため、できるだけ装置を長時間装着し、効果を上げることが望ましいと言えます。

3.インビザライン以外のマウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正全般の特徴として挙げられるのは下記となっています。

  • 取り外しができるため食事がしやすい
  • 歯磨きがしやすく口内を清潔に保つことができる
  • 目立たないので学校や職場でも口元が気にならない
  • 歯のホワイトニングを併用することができる

ただしそれぞれのマウスピースは違った特徴を持ち、症例によって適する場合と適さない場合があります。

3-1 アソアライナー

透明で目立たないマウスピースを使用した矯正です。取り外しができる、目立たないといった点はインビザラインに似ていますが、日本で作製するため最短10日程度で治療を始められるというメリットがあります。

3種類の厚みのマウスピースを10日ごとに使用し、自分で噛む力によって優しく歯に働きかけます。痛みが出にくいので違和感も少なく、インビザラインよりも安く済みます。

3-2 イークライナー

最新のコンピューターシステムにより作製したマウスピースを使用します。段階的に歯を移動させるために、厚みの違う3種類のマウスピースを1週間ごとに交換します。透明で目立たず、歯型もあまりとらなくて済むという特長があります。

3-3 DENマウスピース

睡眠時間を含め、1日あたりの装着時間が8~10時間と短いのが特徴です。透明で目立たず、人に会う時などつけたくない時には外すこともできるので、身体的および精神的な負担は他の方法に比べ軽いと言えるでしょう。日本国内では約15年の実績があり、信頼性の高い方法です。

3-4 オペラグラス

目立たず気付かれにくいマウスピースです。3種類の厚みのマウスピースを1週間に1度交換し、自分の噛む力で少しずつ歯を移動させていきます。製作期間も短く、歯形を取ってから約1週間で治療を開始することができます。

3-5 アクアシステム(部分矯正)

コンピューターで歯の移動をシミュレーションし、1重または2重構造のマウスピースを2~5週間ごとに交換する方法です。1日20時間以上の装着が必要ですが、食事の際は取り外すことができます。比較的費用が安く、通院回数も4~6週間に1度で済みます。

ただし、適応症例は前歯部の歯列不正および後戻り治療に限られ、奥歯の矯正には使用できません。また毎回歯型を取らなければならないため、通院時に必要な時間が長めです。

3-6 エシックス(部分矯正)

専用のコンピューターやプログラムを必要としないマウスピース矯正で、経済的である事が特長です。ただし隣り合った多数の歯を同時に動かすなど、複雑な症例には適していません。

軽度な歯列不正および後戻りの改善に適した方法と言えるでしょう。装着時間はほぼ24時間で、食事と歯磨き以外の時間は常に装着していなければなりません。

4.まとめ

インビザラインはコンピューターを利用した最新のマウスピース矯正技術です。作製はアメリカのアライン・テクノロジー社に限られているため、マウスピース矯正の中でも料金は高めとなっています。

しかし、医療費控除の申請やモニターへの応募など、金銭的負担を軽減する方法もあります。初診時のカウンセリングで症例に適した方法を診断してもらう際に、費用についても医師に相談してみましょう。

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