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納得できる矯正治療の選び方とは?最適な病院と医師の選択法

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歯科矯正を受けるにあたっては、どのような形態の歯科医院を選択すればいいのか分からないという方も少なくないでしょう。矯正治療を受けることができる歯医者さんには、複数種類あり、それぞれ異なった特徴を持っています。

矯正治療は、虫歯治療などとは違い、治療が長期にわたることも少なくないため、出来る限り後悔しない歯医者さん選びをしたいところです。

この記事では、それぞれにどんな違いがあり、希望する治療を提供しているところを見分けるにはどうすればいいのかを解説します。

1.矯正治療を受けられる病院

歯科矯正を受けることができる病院には、大きくわけて次の3種類があります。

1-1 一般歯科

虫歯の治療や入れ歯の作成、インプラント治療などを行っている一般歯科が、矯正歯科も手がけている場合もあります。ひとりの医師が幅広く診ていることもありますし、矯正専門の医師とアルバイト契約を結んでいるケースもあります。

1-2 歯科大学附属病院(矯正科)

歯科大学付属病院は、研修医の教育機関としての機能を持つ場所です。特別なコネクションがなければ、研修中のドクターによる治療を受けることになります。

1-3 歯列矯正専門医院

矯正専門のクリニックでは、大学病院で5年以上の研修を終えた、日本矯正歯科学会認定医が治療にあたっていることがほとんどです。

2.矯正をする病院の選び方

一般歯科、大学病院、矯正専門歯科の三択になりますが、矯正を受ける人がどのような状況なのかによって、選択すべき場所は異なってくるでしょう。では、矯正を依頼する病院の選び方のポイントを見ていきましょう。

2-1 日本矯正歯科学会認定医がいる病院がおすすめ

日本矯正歯科学会とは、歯科矯正学の進歩と発展をはかることを目的として、学会を開催したり、機関誌を発行したりしている団体です。

認定医の選定も行っていますが「最低5年間は研修期間で矯正医としての研修を受けている」「矯正に関係する研究を行っている」など、いくつかの条件を満たした医師しか認定医になることはできません。

矯正を受けるならば、やはり日本矯正歯科学会の認定医は信頼がおける存在であるということです。矯正はとくに認定医ではなくても行うことはできますから、矯正を看板に掲げている医師でも、果たして認定なのかどうか確認してみれば間違いないでしょう。

2-2 引っ越しなどが想定されるときは大学病院 

矯正治療は、どうしてもある程度時間がかかります。何年間かにわたることも珍しくありません。もし、近所の歯科医院で矯正をしていて、何らかの都合で引っ越しをしたとしましょう。

この場合、引っ越し先にある病院で、治療の続きをしてもらうといったことは原則的にはできません。もう一度、最初からの治療になってしまうため、費用が重複してかかってしまうことになります。

数年先に転勤などが予定されているならば、国立の大学病院がおすすめです。国立大学病院から、別の国立大学病院に転院する場合に限って、治療費を引き継ぐことができるからです。けっして安くはない矯正治療なので、できるだけ料金を抑える工夫をしましょう。

2-3 矯正歯科医が常勤している病院

矯正治療は、基本的には担当医制です。つまり、ひとりの医師が最初から最後までを一貫して診ることになります。ですから、医師選びは慎重にいきたいところです。矯正専門医であるのは最低の条件としても、どんなに優秀な専門医でも常勤ではないというのは考えものです。

歯科医院の中には、「○曜日は矯正の日」など、非常勤の矯正専門医しかいないところも多々あります。週のうちの何日か診察していないとなると、急なトラブルに対応してもらうことができず心配です。

矯正器具は非常にデリケートで、ちょっとした衝撃でもトラブルに発展することもあります。できれば、いつでも心配事を相談できる医院を選びたいものです。

2-4 信頼できる矯正歯科医がいる病院

認定医なら誰でも信頼できるのかというと、必ずしもそうではありません。信頼できる認定医を見抜くポイントは、ここで紹介していきます。

自分の希望に合った治療方法を得意とする

歯科矯正と一口にいっても、さまざまな治療があります。小児矯正、マウスピース治療、裏側矯正など、自分が希望している治療を専門としている医師を受診するようにしましょう。

コミュニケーションが取りやすい

矯正治療はけっして安いものではありませんし、一定の期間はどうしても必要です。長いお付き合いになりますし、その間にどんな問題が発生するとも限りません。

患者の話に丁寧に耳を傾けることができ、コミュニケーションが取りやすく、相性のいい医師をおすすめします。いくら評判が良くても、自分には合わないと感じたら他を探すことも大切です。

治療法にいくつかの選択肢を提示してくれる

歯科矯正の目的は、悪い歯並びと噛み合わせを正しくすることですが、その治療法は実にさまざまです。どんな矯正器具を使用するのか、抜歯はするのか、手術はするのか、すべての可能性を提示したうえで、選択権を患者に与えてくれるような医師を選ぶようにしましょう。

治療のメリット・デメリットをともに伝えてくれる

各治療方法には、それぞれメリットもあればデメリットもあるというのが本当のところです。治療法の説明の際に、その両方を教えてくれる医師は信頼できます。

一方、特定の治療法のメリットばかりを強調するのは、じつは矯正に関する知識が不足している場合もあるので、耳ざわりのいい言葉だけに惑わされないようにしましょう。

3.矯正医がいる病院のメリット・デメリット

矯正医がいる病院には、冒頭でも紹介した3パターンがあります。それぞれを利用するメリットとデメリットを解説します。

3-1 一般歯科の矯正歯科

虫歯などができたらかかりつけ医にすぐ診てもらえる、家の近所にあるため気軽に通うことができるといったメリットもあります。

しかし、肝心の矯正専門医が常駐していないとコミュニケーションが取りづらくなってしまいます。月に数回やってくるだけの専門医では、かかりつけ医同様のメリットは享受できないでしょう。

3-2 歯科医大学病院(矯正科)

大学病院でしかできない、高度な矯正治療が行われることもありますが、研修医の研究機関としての意味合いから、担当医のキャリアはまだ浅いことがほとんどです。また、どうしても受付などに時間がかかるため、治療は一日がかりになりがちですし、予約をとるのも困難です。

3-3 歯列矯正専門医院

大学病院で十分な研修を積んだ、矯正の専門医の治療を受けることができます。医師はもちろんのこと、歯科衛生士や受付スタッフにいたるまで、矯正に関する知識が豊富であることが期待できるでしょう。

虫歯などの一般治療は、また別の歯科医院にかからなければいけないというデメリットはありますが、装置の破損や痛みなど、矯正トラブルに関しては迅速に対応してもらえます。

4.まとめ

このように、歯科矯正は治療を行っている病院もさまざまですし、歯科矯正医そのものもひとくくりにはできないほどいろいろなケースがあります。

しかし、いずれの場合でもカウンセリングまでは無料で行っているところがほとんどなので、いくつかの医院を体験してみて、自分に合うかどうかを判断してみてください。

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